SG5-019地理総合・地理探究 対策問題

地理総合B 国際理解と国際協力(1) 生活文化の多様性と国際理解

キリスト教の宗派の分布に関する説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

カトリックは南ヨーロッパやラテンアメリカ、プロテスタントは北西ヨーロッパや北アメリカ、正教会はロシア・東ヨーロッパに多い

この問題のポイント

キリスト教三宗派と分布地域の対応を問う。ヨーロッパ内の南北の分け方と、植民地支配による新大陸への広がりが判断の軸。

解説

キリスト教は歴史的な分裂を経て、主に三つの宗派に分かれている。
カトリックはローマ教皇を中心とする宗派で、イタリア・スペイン・ポルトガル・フランスなど南ヨーロッパに多く、スペイン・ポルトガルの植民地支配を通じてラテンアメリカフィリピンにも広がった。
プロテスタントは16世紀の宗教改革で生まれた宗派で、ドイツ北部・イギリス・北ヨーロッパに多く、移民を通じてアメリカ合衆国やオーストラリアへ広がった。
**正教会(東方正教)**は東ローマ帝国の系統を引く宗派で、ロシア・ウクライナ・ギリシャ・セルビアなど東ヨーロッパに多く、ロシア正教・ギリシャ正教のように国・民族ごとの教会組織を持つ。
ヨーロッパの宗派分布はおおむね「南のカトリック・北西のプロテスタント・東の正教会」と整理でき、新大陸の宗派は旧宗主国を反映する。

ひっかけポイント
ラテンアメリカ=カトリック(スペイン・ポルトガルの旧植民地)、ロシア=正教会という対応の入れ替えが定番。北欧・イギリス=プロテスタントもセットで覚える。

選択肢の確認

①「正教会はラテンアメリカで最大の宗派となっている」
誤り。
誤答理由: ラテンアメリカはスペイン・ポルトガルの植民地支配の影響でカトリックが最大宗派である。正教会は東ヨーロッパ・ロシアに分布する。

②「プロテスタントは南ヨーロッパの地中海沿岸諸国で多数を占める」
誤り。
誤答理由: 南ヨーロッパの地中海沿岸諸国(イタリア・スペインなど)はカトリックが多数である。プロテスタントは宗教改革が広がった北西ヨーロッパに多い。

③「カトリックは南ヨーロッパやラテンアメリカ、プロテスタントは北西ヨーロッパや北アメリカ、正教会はロシア・東ヨーロッパに多い」
正しい。
正解。カトリックは南欧とラテンアメリカ・フィリピン、プロテスタントは北西欧と北アメリカ・オセアニア、正教会はロシア・東欧という分布が基本の構図である。

④「カトリックの信者はロシアとウクライナに集中している」
誤り。
誤答理由: ロシア・ウクライナで多数を占めるのは正教会である。カトリックの中心は南ヨーロッパとラテンアメリカである。

覚えるポイント

  • カトリックは南欧+ラテンアメリカ+フィリピン
  • プロテスタントは北西欧+アングロアメリカ・オセアニア
  • 正教会はロシア・東欧・ギリシャ

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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