SG5-035|地理総合・地理探究 対策問題
オセアニアの先住民に関する説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
オーストラリアの先住民はアボリジニ、ニュージーランドの先住民はマオリと呼ばれ、近年は先住民の権利回復が進められている
この問題のポイント
オセアニア2か国の先住民の名称の対応を問う。アボリジニとマオリの入れ替えに気づけるかが判断の軸になる。
解説
オーストラリアの先住民はアボリジニと呼ばれ、ヨーロッパ人の入植のはるか以前から狩猟・採集の生活を営んできた。イギリスの植民地化以降、土地を奪われ人口が激減し、長く差別的な政策の対象となった。
ニュージーランドの先住民はマオリで、ポリネシア系の人々である。イギリスとの間で1840年にワイタンギ条約が結ばれたが、土地をめぐる紛争が続いた。
20世紀後半以降、両国では先住民の権利回復の動きが進んだ。オーストラリアでは白豪主義の撤廃後、多文化主義への転換とともにアボリジニの土地権(先住権)が認められるようになり、政府による公式の謝罪も行われた。ニュージーランドではマオリ語が公用語とされ、文化の尊重が図られている。
先住民の文化と権利の尊重は、多文化共生を考えるうえで欠かせないテーマである。
ひっかけポイント
アボリジニ(オーストラリア)とマオリ(ニュージーランド)の入れ替えが最頻出。イヌイットは北極海沿岸の先住民で、オセアニアとは無関係である。
選択肢の確認
①「オーストラリアの先住民はアボリジニ、ニュージーランドの先住民はマオリと呼ばれ、近年は先住民の権利回復が進められている」
✅ 正しい。
正解。オーストラリアの先住民がアボリジニ、ニュージーランドの先住民がマオリである。両国とも20世紀後半以降、先住民の権利回復と文化の尊重を進めている。
②「オーストラリアの先住民はマオリ、ニュージーランドの先住民はアボリジニである」
❌ 誤り。
誤答理由: アボリジニとマオリの対応が逆である。マオリはニュージーランド、アボリジニはオーストラリアの先住民である。
③「オセアニアの先住民はイヌイットと呼ばれ、氷の住居で生活してきた」
❌ 誤り。
誤答理由: イヌイットは北極海沿岸の先住民であり、オセアニアの先住民ではない。地域と民族の組合せが誤っている。
④「アボリジニは北アメリカ大陸から移住してきたヨーロッパ系の人々である」
❌ 誤り。
誤答理由: アボリジニはヨーロッパ人の入植以前からオーストラリアに住んできた先住民であり、北アメリカからのヨーロッパ系移住者ではない。
覚えるポイント
- オーストラリア=アボリジニ、ニュージーランド=マオリ
- 白豪主義の撤廃と多文化主義への転換
- マオリ語は公用語、ワイタンギ条約も関連事項
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。