TK8-050地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

太平洋の島々(オセアニアの島嶼部)についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 4

正解

サンゴ礁の低い島々では、地球温暖化による海面上昇で国土の水没が懸念されている

この問題のポイント

島嶼国の環境問題を問う。サンゴ礁の島=低平=海面上昇に脆弱、という自然条件と地球的課題の結びつきが判断軸。

解説

太平洋の島々は、成り立ちから火山島サンゴ礁の島に大別される。ポリネシア・メラネシア・ミクロネシアという文化的な三区分も基本知識である。
このうち、ツバルキリバス、モルディブ(インド洋)のようなサンゴ礁(環礁)の島は、最高地点でも海抜数メートルしかない低平な国土を持つ。このため、地球温暖化による海面上昇、高潮や越波の激化、地下水(淡水レンズ)への塩水の浸入によって、居住や農業が脅かされ、国土の水没さえ懸念されている。国際会議の場で、これらの島嶼国は温室効果ガスの大幅削減を先進国・新興国に強く訴えてきた。温暖化の原因への寄与が小さい国々が最も深刻な被害を受けるという不公平の象徴でもある。
経済の面では、産業の乏しい島が多く、美しいサンゴ礁を生かした観光業や漁業権収入、海外への出稼ぎ送金に依存する国が多い。フィジーやタヒチ、グアムなどの観光は重要な外貨獲得源である。

ひっかけポイント
「すべて火山島」ではなく、低平なサンゴ礁の島があることが問題の前提。ツバル=低い環礁国という対応を確実に。

選択肢の確認

①「太平洋の島々はすべて標高の高い火山島で、水没の心配は全くない」
誤り。
誤答理由: 太平洋には低平なサンゴ礁の島が多数あり、すべて高い火山島という前提が誤りである。

②「太平洋の島々では観光業は一切行われていない」
誤り。
誤答理由: フィジーやタヒチなど、サンゴ礁や自然を生かした観光業は島嶼国の重要な産業である。

③「ツバルやキリバスは標高数千メートルの山岳国である」
誤り。
誤答理由: ツバルやキリバスは最高地点でも海抜数メートルの低平な環礁国で、山岳国という説明は正反対である。

④「サンゴ礁の低い島々では、地球温暖化による海面上昇で国土の水没が懸念されている」
正しい。
正解。ツバルなどサンゴ礁の低平な島々では、温暖化による海面上昇で高潮の激化や塩水浸入が進み、水没が懸念されている。

覚えるポイント

  • サンゴ礁の島(ツバル・キリバス)は海面上昇に脆弱
  • 塩水浸入・高潮の激化で居住・農業が脅かされる
  • 観光・漁業権・送金に依存する小規模経済が多い

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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