TK9-013|地理総合・地理探究 対策問題
東京からハワイへ向けて東向きに太平洋を航行する船が、日付変更線を越えた。このとき船内の日付の扱いとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
日付を1日戻すため、同じ日付を2回経験することになる
この問題のポイント
日付変更線を東向きに越えるときの日付操作と、その結果起こる「同じ日付の繰り返し」という現象を結び付けて考えられるかを問う。
解説
東へ進む船や航空機は、経度15度進むごとに時計を1時間ずつ進めながら移動している。そのまま地球を一周すると丸1日分余計に時を刻んでしまうため、日付変更線を西から東へ越える瞬間に日付を1日戻して帳尻を合わせる。
日付を戻すのだから、例えば1月10日に線を越えた船は、越えた直後に再び1月9日となり、1月9日をもう一度経験することになる。東回りの太平洋横断で「出発した日と同じ日付に到着する」ように見えるのはこのためで、飛行機がハワイ路線で「出発時刻より前に到着する」ように見える現象も同じ仕組みである。
逆に西向き(ハワイから日本へ)に越えるときは日付を1日進めるため、カレンダー上の1日が飛んで存在しないことになる。
方向と操作の対応は「東へ越えたら戻す、西へ越えたら進める」であり、時差の原則「東ほど時刻が進む」との混同に注意したい。
ひっかけポイント
「東は時刻が進むのだから日付も進める」と考えると逆になる。線を越える瞬間だけは通常の時差と逆向きの操作をする。
選択肢の確認
①「日付を1日進めるため、途中の1日が存在しないことになる」
❌ 誤り。
誤答理由: 日付を1日進めて1日が飛ぶのは、東から西へ(ハワイから日本方向へ)越えた場合であり、操作の向きが逆である。
②「時刻を12時間だけ戻し、日付はそのままにする」
❌ 誤り。
誤答理由: 日付変更線で行うのは日付の1日単位の調整であり、時刻を12時間ずらすという操作は存在しない。
③「日付も時刻も変えずにそのまま航行を続ける」
❌ 誤り。
誤答理由: 日付を変えずに越えると地球一周で1日分の食い違いが残ってしまう。日付変更線はまさにその調整のための線である。
④「日付を1日戻すため、同じ日付を2回経験することになる」
✅ 正しい。
正解。西から東へ日付変更線を越えるときは日付を1日戻すため、越えた直後に前日に戻り、同じ日付を2回経験することになる。
覚えるポイント
- 日付変更線を東へ越えると日付を1日戻す
- 戻した結果、同じ日付を2回経験する
- 西へ越えると1日進み、1日が飛ぶ
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。