TK-A1-03地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

扇状地と三角州についての説明として最も適切なものはどれか。

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正解: 3

正解

扇状地は川が山地から平地に出る谷口に砂礫が堆積した地形で、中央部の扇央では水が地下に浸透しやすく果樹園などに利用されてきた

この問題のポイント

扇状地と三角州の形成場所と土地利用の違いを問う。「谷口=扇状地、河口=三角州」の対応と、扇央・扇端の水利用の違いが判断の軸になる。

解説

川がつくる堆積地形の代表が扇状地三角州である。
扇状地は、川が山地から平地に出る谷口で流れが緩やかになり、運んできた粒の粗い砂礫が扇形に堆積した地形である。部位ごとに性質が異なる。

  • 扇頂:谷口にあたる扇の要の部分
  • 扇央:中央部。砂礫層のため川の水が地下に浸透して水無川となることが多く、水が得にくいため水田には不向きで、果樹園や畑に利用されてきた。甲府盆地のブドウ・モモ栽培が代表例である
  • 扇端:末端部。浸透した水が湧水として現れるため、古くから集落や水田が立地した
    三角州(デルタ)は、川が海や湖に注ぐ河口で、粒の細かい砂や泥が堆積した低平な地形である。水が得やすく水田に利用されるが、低湿なため洪水や高潮の被害を受けやすい。

ひっかけポイント
扇状地=谷口、三角州=河口という形成場所の入れ替えが最頻出。扇央は「水が得にくい→果樹園」、扇端は「湧水→集落・水田」という部位ごとの対応も定番の出題点である。

選択肢の確認

①「扇状地の扇央は地表を流れる水が豊富なため、古くから水田や集落が集中してきた」
誤り。
誤答理由: 扇央は砂礫層で水が地下に浸透し水無川となるため水が得にくい。水田や集落が集まるのは湧水のある扇端である。

②「三角州は山間部の急な傾斜地に形成され、水はけがよいため畑作に適している」
誤り。
誤答理由: 三角州は河口の低平な地形で水田に利用される。山間部の傾斜地という説明は形成場所が全く異なる。

③「扇状地は川が山地から平地に出る谷口に砂礫が堆積した地形で、中央部の扇央では水が地下に浸透しやすく果樹園などに利用されてきた」
正しい。
正解。扇状地は谷口に粗い砂礫が堆積した地形で、扇央は水が伏流して得にくいため果樹園や畑に利用されてきた。甲府盆地が代表例である。

④「扇状地は川が海や湖に注ぐ河口に細かい土砂が堆積して形成される地形である」
誤り。
誤答理由: 河口に細かい土砂が堆積するのは三角州の説明である。扇状地は川が山地から平地に出る谷口に形成される。

覚えるポイント

  • 扇状地は谷口に粗い砂礫、三角州は河口に細かい土砂
  • 扇央=水無川・果樹園、扇端=湧水・集落と水田
  • 三角州は水田に適するが洪水・高潮に弱い

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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