TK-A2-01|地理総合・地理探究 対策問題
ケッペンの気候区分についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
ケッペンは植生の分布に注目し、気温と降水量を指標として世界の気候を区分した
この問題のポイント
ケッペン気候区分の原理を問う。「植生に注目」「指標は気温と降水量」という区分の土台がわかれば解ける。
解説
ドイツの気候学者ケッペンは、その土地の気候を最もよく反映するものは植生であると考え、植生の分布と対応するように気温と降水量という入手しやすい2つの指標で世界の気候を区分した。
まず、樹木が生育できる樹林気候と、生育できない無樹林気候に大別される。樹林気候は気温によって熱帯(A)・温帯(C)・冷帯(亜寒帯、D)に、無樹林気候は降水量が不足する乾燥帯(B)と、低温すぎる寒帯(E)に分けられる。赤道側からA・C・D・Eの順に並び、Bは降水量による区分のため緯度帯を問わず分布する。
さらに小文字などの記号で降水の季節配分(fは年中湿潤、wは冬乾燥、sは夏乾燥)や気温の特徴を表し、Cfa・BWなどの気候区が定められる。
植生を手がかりとするため、気候区は土壌や農業の分布とも対応しやすく、地理学習の基礎として広く使われている。
ひっかけポイント
指標は「気温と降水量」であり、風向・気圧や土壌を指標とする説明は誤り。樹林気候と無樹林気候の区別が区分の第一段階である点も押さえたい。
選択肢の確認
①「ケッペンは風向と気圧配置のみを指標として気候を区分した」
❌ 誤り。
誤答理由: ケッペンの指標は気温と降水量であり、風向や気圧配置を直接の指標とはしていない。
②「ケッペンの気候区分では、樹木が生育できるかどうかは考慮されていない」
❌ 誤り。
誤答理由: 樹木が生育できる樹林気候(A・C・D)と、できない無樹林気候(B・E)の区別こそ区分の第一段階であり、考慮されていないという説明は誤り。
③「ケッペンは土壌の色を最も重要な指標として気候を区分した」
❌ 誤り。
誤答理由: 土壌は気候区分の結果と対応するものであり、区分の指標そのものではない。指標は気温と降水量である。
④「ケッペンは植生の分布に注目し、気温と降水量を指標として世界の気候を区分した」
✅ 正しい。
正解。ケッペンは植生の分布に対応するように、気温と降水量という2つの指標で世界の気候を区分した。
覚えるポイント
- ケッペンは植生に注目し、気温と降水量で気候を区分
- 樹林気候(A・C・D)と無樹林気候(B・E)にまず大別
- 小文字f・w・sは降水の季節配分を表す
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。