TK4-032|地理総合・地理探究 対策問題
茶の生産についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
生産量は中国が第1位、インドが第2位で、ケニアは主要な輸出国となっている
この問題のポイント
茶の生産上位国(中国・インド)と輸出国ケニアの位置づけを問う統計問題。
解説
茶は温暖湿潤で水はけのよい丘陵・山地の斜面を好む嗜好作物で、原産は中国南部からインド北東部の山地とされる。
生産量は中国が世界第1位、インドが第2位で、この2か国が突出する。中国は緑茶、インドはアッサム地方やダージリンなどの紅茶で知られるが、両国とも国内消費が多い。
これに対しケニアは生産第3位級ながら国内消費が少なく、紅茶の輸出では世界最大級である。イギリス植民地時代に導入された高原のプランテーションに由来し、標高の高いホワイトハイランド周辺で栽培される。スリランカ(旧セイロン)も紅茶の伝統的な輸出国である。
日本の茶は静岡県・鹿児島県が二大産地で、水はけのよい台地・山麓で栽培される。
生産国と輸出国のずれ(生産大国=消費大国の中国・インド、輸出特化のケニア・スリランカ)が統計判読の急所である。
ひっかけポイント
「生産1位」と「輸出1位」のずれを突く出題が定番。コーヒー(ブラジル)やカカオ(コートジボワール)と主産国を入れ替える選択肢にも注意。
選択肢の確認
①「生産量はブラジルが第1位で、南アメリカが世界最大の産地である」
❌ 誤り。
誤答理由: ブラジルが1位なのはコーヒーであり、茶の生産の中心はアジアとアフリカ東部の高地である。
②「茶は寒帯の凍土地帯を原産とする作物である」
❌ 誤り。
誤答理由: 茶は温暖湿潤な地域の作物で、原産は中国南部からインド北東部とされる。寒帯の凍土原産という説明は誤りである。
③「アフリカ大陸では気候が合わず、茶は全く栽培されていない」
❌ 誤り。
誤答理由: ケニアのホワイトハイランド周辺など、アフリカ東部の高原は世界的な茶の産地である。
④「生産量は中国が第1位、インドが第2位で、ケニアは主要な輸出国となっている」
✅ 正しい。
正解。茶の生産は中国が第1位、インドが第2位で、国内消費の少ないケニアやスリランカは紅茶の輸出国として世界的地位を占める。
覚えるポイント
- 生産は中国1位・インド2位
- ケニア・スリランカは輸出に特化した紅茶生産国
- 栽培適地は温暖湿潤で水はけのよい斜面・台地
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。