TK4-030|地理総合・地理探究 対策問題
コーヒー豆の生産についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
生産量はブラジルが世界第1位で、ベトナムがこれに次ぐ
この問題のポイント
コーヒー生産の上位国(ブラジル・ベトナム)と栽培条件を問う統計知識の定番問題。
解説
コーヒーは熱帯の嗜好作物で、栽培には年中適度な気温と降水、水はけのよい土壌が必要である。低緯度の高原や山地の斜面が適地で、ブラジル高原のテラローシャと呼ばれる玄武岩などの風化した肥沃な土壌は代表的な好条件である。
生産量はブラジルが世界第1位で、19世紀以来の伝統的な大産地である。第2位はベトナムで、1980年代のドイモイ(刷新)政策以降に輸出作物として栽培が急拡大し、安価なロブスタ種の生産で世界市場に台頭した。以下、インドネシア・コロンビア・エチオピアなどが続く。
エチオピアはアラビカ種の原産地とされ、タンザニアのキリマンジャロ山麓などアフリカの高地でも栽培が盛んである。
コーヒーは国際価格の変動が激しく、小規模生産者の収入安定を図るフェアトレードの代表的な対象品目となっている。
ひっかけポイント
ブラジル1位は不動だが、2位のベトナムを見落とすと統計判読で誤る。カカオ(コートジボワール)や茶(中国)との生産国の混同にも注意。
選択肢の確認
①「アフリカ大陸ではコーヒーは全く栽培されていない」
❌ 誤り。
誤答理由: エチオピアはアラビカ種の原産地とされ、ケニア・タンザニアなどアフリカの高地でも栽培は盛んである。
②「生産量はブラジルが世界第1位で、ベトナムがこれに次ぐ」
✅ 正しい。
正解。コーヒー生産はブラジルが第1位で、ドイモイ後に栽培を拡大したベトナムが第2位である。ブラジル高原のテラローシャが好適地として知られる。
③「生産量はロシアが世界第1位で、寒冷な気候が栽培に適している」
❌ 誤り。
誤答理由: コーヒーは熱帯の作物であり、寒冷なロシアでは栽培できない。生産1位はブラジルである。
④「コーヒーは冷帯の平地が原産で、高温な地域では栽培できない」
❌ 誤り。
誤答理由: コーヒーは熱帯高地を好む作物で、冷帯原産で高温不可という説明は生育条件が逆である。
覚えるポイント
- 生産はブラジル1位・ベトナム2位
- ブラジル高原のテラローシャが好条件
- ベトナムはドイモイ後に急成長、フェアトレードの対象品目
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。