TK4-031|地理総合・地理探究 対策問題
カカオ豆の生産についての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
ギニア湾岸のコートジボワールとガーナで世界の生産の半分前後を占める
この問題のポイント
カカオ生産の中心がギニア湾岸(コートジボワール・ガーナ)である事実と、加工は消費国側で行われるという構造を問う。
解説
カカオはチョコレート・ココアの原料となる熱帯作物で、高温多湿な熱帯雨林気候での栽培に適する。原産地は中南米だが、植民地時代に西アフリカへ移植され、現在はギニア湾岸が世界最大の産地である。
生産量はコートジボワールが世界第1位、ガーナが第2位で、この2か国だけで世界の半分前後を占める。インドネシア・エクアドルなどが続く。日本の輸入はガーナ産が中心である。
両国では小規模農家がカカオ栽培で生計を立て、輸出をカカオに依存するモノカルチャー経済の性格が強い。一方、チョコレートへの加工や販売はヨーロッパなどの企業が担い、利益の多くが消費国側に落ちるという一次産品輸出国の不利が指摘される。児童労働の問題も含め、フェアトレードによる改善が課題となっている。
ひっかけポイント
カカオ=コートジボワール・ガーナ(ギニア湾岸)、コーヒー=ブラジル・ベトナムの産地の対応が定番の入れ替えポイント。加工・販売の利益は生産国に残りにくい構造も問われる。
選択肢の確認
①「ギニア湾岸のコートジボワールとガーナで世界の生産の半分前後を占める」
✅ 正しい。
正解。カカオはギニア湾岸のコートジボワールが第1位、ガーナが第2位で、2か国で世界の半分前後を生産する。
②「地中海沿岸のイタリアとスペインが二大生産国である」
❌ 誤り。
誤答理由: 地中海沿岸は乾燥した夏を持つ温帯で、高温多湿を必要とするカカオの産地ではない。
③「カカオは乾燥した砂漠気候での栽培に最も適している」
❌ 誤り。
誤答理由: カカオは熱帯雨林気候の高温多湿を必要とし、乾燥した砂漠気候では栽培できない。
④「生産国の多くは、チョコレートへの加工までを国内で行い高い利益を得ている」
❌ 誤り。
誤答理由: チョコレートへの加工・販売は主に消費国側の企業が担い、生産国には利益が残りにくいのが実態である。
覚えるポイント
- コートジボワール1位・ガーナ2位で世界の半分前後
- ギニア湾岸の熱帯雨林気候が栽培適地
- 加工の利益は消費国側に偏りフェアトレードが課題
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。