TK6-035|地理総合・地理探究 対策問題
釣鐘型(ベル型)の人口ピラミッドについての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
出生率と死亡率がともに低く各年齢層の人口差が小さい形で、人口の増減が緩やかな社会を示す
この問題のポイント
釣鐘型が少産少死の安定した人口動態を示すことを、他の型との対比で理解しているかを問う。
解説
釣鐘型(ベル型)の人口ピラミッドは、年少人口から中年層までの各年齢層の人口に大きな差がなく、頂上部だけが狭まる、釣り鐘のような形である。
この形は少産少死の段階に達した社会を示す。出生率と死亡率がともに低い水準で安定しているため、人口の増減は緩やかで、静止人口(人口がほぼ一定)に近い状態となる。人口転換を終えた先進国、たとえばフランスやアメリカ合衆国などが比較的これに近い形を示してきた。
人口ピラミッドの基本の型は、富士山型(多産・途上国)→釣鐘型(少産少死・安定)→つぼ型(出生率低下が続き人口減少へ)という流れで変化していく。つまり釣鐘型は、人口が急増する段階と減少に向かう段階の中間に位置づけられる。
釣鐘型とつぼ型の判別は、年少人口が老年人口や中間層をはっきり下回っているかどうかに着目する。
ひっかけポイント
釣鐘型は「安定・静止人口」、つぼ型は「減少へ」。似た形だが、裾(年少人口)がすぼまっていればつぼ型と判別する。
選択肢の確認
①「飢饉や戦争で特定の年齢層だけが欠けた形である」
❌ 誤り。
戦争や飢饉による特定年齢層の欠落はピラミッドのくぼみとして現れるが、それは釣鐘型の定義ではない。
②「農村から都市への人口流出が激しい地域に特有の形である」
❌ 誤り。
人口流出の激しい農山村にみられるのは生産年齢層がくびれたひょうたん型であり、釣鐘型ではない。
③「出生率と死亡率がともに低く各年齢層の人口差が小さい形で、人口の増減が緩やかな社会を示す」
✅ 正しい。
正解。釣鐘型は出生率・死亡率がともに低く各年齢層の差が小さい形で、人口の増減が緩やかな静止人口に近い社会を示す。
④「出生率がきわめて高く年少人口が突出した形である」
❌ 誤り。
年少人口が突出する裾野の広い形は富士山型であり、高出生率の途上国の型である。
覚えるポイント
- 釣鐘型=少産少死で人口の増減が緩やか
- 富士山型→釣鐘型→つぼ型の順に変化する
- つぼ型との違いは年少人口の減り方
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。