TK9-077地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

ある国の人口ピラミッドは、底辺が広く頂上に向かって急激に狭くなる富士山型である。この国の人口の特徴として最も適切なものはどれか。

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正解: 2

正解

出生率が高く年少人口の割合が大きい、発展途上国に多い人口構成である

この問題のポイント

人口ピラミッドの型と人口動態・発展段階の対応を問う。富士山型・つりがね型・つぼ型の3類型の判読が軸である。

解説

人口ピラミッドは、人口を男女別・年齢別に積み上げたグラフで、形から国の人口動態と発展段階を読み取れる。

  • 富士山型(ピラミッド型):底辺(年少人口)が広い。出生率が高く、多産少死の段階にある発展途上国に典型的。人口は増加中で、年少人口の割合が大きい。サハラ以南アフリカの国々が代表例
  • つりがね型:出生率が下がり、各年齢層の幅がほぼそろう。人口が安定した先進国の型
  • つぼ型(紡錘型):底辺が中間層より狭い。少子化が進み、人口が減少に向かう型。日本・ドイツ・イタリアなど
    富士山型の国では、これから労働力人口が増えて経済成長の追い風となる可能性(人口ボーナス)がある一方、教育・雇用の確保が課題となる。
    ピラミッドの判読は「底辺の広さ=出生率」「上部の厚み=高齢化」という2点をみるのが定石である。

ひっかけポイント
富士山型とつぼ型の特徴の入れ替えが定番。底辺(0〜4歳)の幅がどの層より広いか狭いかを最初に確認する。

選択肢の確認

①「老年人口が年少人口を大きく上回っている構成である」
誤り。
誤答理由: 富士山型では年少人口が最も多く、老年人口が年少人口を上回るのはつぼ型の特徴である。

②「出生率が高く年少人口の割合が大きい、発展途上国に多い人口構成である」
正しい。
正解。底辺の広い富士山型は出生率が高く年少人口の割合が大きいことを示し、多産少死の段階にある発展途上国に典型的な形である。

③「少子高齢化が進み、人口が減少している先進国の構成である」
誤り。
誤答理由: 少子高齢化が進む先進国のピラミッドは底辺が狭いつぼ型になり、底辺の広い富士山型とは正反対の形である。

④「出生率・死亡率がともに低く、人口が安定している構成である」
誤り。
誤答理由: 出生率・死亡率がともに低く安定した構成はつりがね型であり、底辺が特に広い富士山型とは異なる。

覚えるポイント

  • 富士山型は高出生率の途上国型
  • つりがね型は安定、つぼ型は少子化・人口減少
  • 底辺の広さと上部の厚みで判読する

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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