TK-B2-02|地理総合・地理探究 対策問題
人口ピラミッドについての説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
富士山型は出生率の高い発展途上国に多くみられ、少子高齢化が進むと年少人口の少ないつぼ型へと変化していく
この問題のポイント
人口ピラミッドの型と人口動態の対応を問う。「富士山型=多産の途上国」「つりがね型→つぼ型=少産の先進国」という変化の流れがわかれば解ける。
解説
人口ピラミッドは、人口を男女別・年齢階級別に積み上げたグラフで、その国の人口動態の歴史を映し出す。
富士山型(ピラミッド型)は、底辺の年少人口が多く、高齢になるほど少なくなる型である。出生率の高い多産の段階の発展途上国に典型的で、サハラ以南アフリカの国々が代表である。
出生率が低下すると底辺が狭まり、各年齢層の差が小さいつりがね型になる。さらに少子化が進むと、年少人口が老年人口より少ないつぼ型(紡錘型)となる。少産少死が長く続いた先進国にみられ、現在の日本はつぼ型の代表例である。日本の人口は約1.2億人で減少に転じ、高齢化率は約29%と世界最高水準にある。
このほか、生産年齢人口が流入する都市部では星型、流出する農村部ではひょうたん型がみられ、地域スケールの分析にも使われる。
ひっかけポイント
富士山型とつぼ型の対応の入れ替えが最頻出。「底辺(年少人口)が広いほど出生率が高い」という読み方さえ身につければ、型と発展段階の対応は導ける。
選択肢の確認
①「現在の日本の人口ピラミッドは、年少人口の割合が大きい富士山型である」
❌ 誤り。
誤答理由: 現在の日本は少子高齢化が進んだつぼ型であり、年少人口の多い富士山型は高度経済成長期以前の姿である。
②「富士山型は出生率の高い発展途上国に多くみられ、少子高齢化が進むと年少人口の少ないつぼ型へと変化していく」
✅ 正しい。
正解。富士山型は出生率の高い途上国に典型的な型であり、少子高齢化が進むとつりがね型を経て年少人口の少ないつぼ型へ変化する。
③「つぼ型は出生率が極めて高く、年少人口の割合が大きい国に典型的な型である」
❌ 誤り。
誤答理由: つぼ型は年少人口が老年人口より少ない少子化の型であり、出生率の高い国の型は底辺の広い富士山型である。
④「富士山型は少子高齢化が最も進んだ先進国に典型的な型である」
❌ 誤り。
誤答理由: 富士山型は多産の発展途上国の型である。少子高齢化が進んだ先進国はつぼ型を示す。
覚えるポイント
- 富士山型=多産の途上国、つぼ型=少子化の先進国
- 富士山型→つりがね型→つぼ型の順に変化
- 現在の日本はつぼ型、高齢化率約29%
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。