TK6-033地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(4) 人口、都市・村落

富士山型(ピラミッド型)の人口ピラミッドについての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

年少人口の割合が高く裾野が広い形で、出生率の高い発展途上国に典型的にみられる

この問題のポイント

人口ピラミッドの型のうち富士山型の特徴と、それが示す人口動態(高出生率)を読み取れるかを問う。

解説

人口ピラミッドは、男女別・年齢別の人口構成を左右対称のグラフで表したもので、形からその社会の人口動態が読み取れる。
富士山型(ピラミッド型)は、底辺の年少人口(0〜14歳)の割合が高く、年齢が上がるにつれて人口が減っていく裾野の広い三角形である。出生率が高く、また各年齢で死亡が多いため上の世代ほど少なくなることを示し、多産多死から多産少死の段階、すなわちサハラ以南アフリカ諸国など発展途上国に典型的である。
年少人口の割合が高い社会では、やがて彼らが親の世代になるため、人口増加が続く勢いを内包している。また教育や雇用の需要が大きく、若年層への投資が経済発展の鍵となる。
日本も高度経済成長期以前は富士山型に近い形であったが、出生率の低下とともに釣鐘型、さらにつぼ型へと変化してきた。

ひっかけポイント
富士山型=途上国・高出生率、つぼ型=先進国・少子化という対応の入れ替えが定番。裾野(年少人口)の広さに注目して判別する。

選択肢の確認

①「年少人口の割合が高く裾野が広い形で、出生率の高い発展途上国に典型的にみられる」
正しい。
正解。富士山型は年少人口の割合が高い裾野の広い形で、出生率の高い発展途上国に典型的である。

②「少子高齢化が進んだ先進国に典型的にみられる形である」
誤り。
少子高齢化の進んだ先進国に典型的なのは、年少人口がすぼまったつぼ型であり、富士山型ではない。

③「年少人口が老年人口を下回り、人口減少が進む局面を示す形である」
誤り。
年少人口が老年人口を下回り人口減少を示唆するのはつぼ型の特徴である。

④「老年人口の割合が最も高いことを示す形である」
誤り。
富士山型は年少人口の割合が最も高い型であり、老年人口が最大という記述は正反対である。

覚えるポイント

  • 富士山型は年少人口の割合が高い高出生率の型
  • 発展途上国、特にサハラ以南アフリカに典型的
  • 日本も富士山型から釣鐘型・つぼ型へ変化した

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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