TK7-042|地理総合・地理探究 対策問題
インドの人口について述べた文として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
2023年に中国を抜いて人口世界一となり、若年層の割合が高い人口構成が経済成長の潜在力とされている
この問題のポイント
2023年のインド・中国の人口逆転と、若い人口構成(人口ボーナス)の意味を問う。
解説
インドの人口は約14.5億に達し、2023年に中国を抜いて世界一となった。中国が一人っ子政策の帰結として少子高齢化・人口減少に転じたのに対し、インドは出生率が比較的高く推移してきたためである。
インドの人口ピラミッドは若年層の厚い形を保っており、生産年齢人口(15〜64歳)の割合が高い時期が続く。この「人口ボーナス」は、豊富な労働力と拡大する国内市場をもたらし、経済成長の潜在力とされる。ただし、雇用の創出や教育・インフラの整備が追いつかなければ、若年失業の増大という負担にもなりうる。
なお、インドの出生率も都市部を中心に低下傾向にあり、人口増加のペースは緩やかになりつつある。世界人口(約82億)の2割近くを占める人口大国の動向は、食料・エネルギー・労働市場を通じて世界に影響を与える。
ひっかけポイント
人口世界一は2023年からインドであり、「今も中国」は誤り。高齢化率世界一は日本(約29%)で、インドはむしろ若年層が厚い国である。
選択肢の確認
①「インドの人口は長期にわたり減少を続けている」
❌ 誤り。
誤答理由: インドの人口は増加を続けている。減少に転じたのは中国であり、両国の動向の取り違えである。
②「インドは高齢化率が世界で最も高い国である」
❌ 誤り。
誤答理由: 高齢化率が世界最高水準なのは日本(約29%)である。インドはむしろ若年層の割合が高い国である。
③「人口世界一の国は現在も中国である」
❌ 誤り。
誤答理由: 2023年にインドが中国を抜いており、現在の人口世界一は中国ではなくインドである。
④「2023年に中国を抜いて人口世界一となり、若年層の割合が高い人口構成が経済成長の潜在力とされている」
✅ 正しい。
正解。インドは2023年に中国を抜いて人口世界一となり、若年層の厚い人口構成が人口ボーナスとして成長の潜在力とされる。
覚えるポイント
- 2023年にインドが中国を抜き人口世界一
- 若年層が厚く人口ボーナスが経済成長の潜在力
- 中国は人口減少・少子高齢化に転じている
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。