TK7-041地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

インドの宗教と社会について述べた文として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正解

国民の約8割がヒンドゥー教を信仰しており、牛を神聖視するため牛肉を食べることを避ける人が多い

この問題のポイント

インドの宗教構成(ヒンドゥー約8割・イスラーム約14%)と、ヒンドゥー教の食文化・カーストを問う。

解説

インドでは国民の約8割がヒンドゥー教を信仰する。ヒンドゥー教は特定の開祖をもたない民族宗教で、牛を神聖視するため牛肉食を避け、ガンジス川での沐浴などの宗教的実践が生活に根づいている。菜食主義者も多い。
ヒンドゥー社会と結び付いてきたのがカーストである。司祭・王侯・庶民・隷属民という身分の枠組み(ヴァルナ)と、職業と結び付いた数多くの集団(ジャーティ)からなり、憲法はカーストによる差別を禁止しているが、結婚や職業選択への影響は農村部を中心に残る。
少数派としてはイスラーム教徒が約14%を占め、その実数は世界最大級である。ほかにパンジャブ地方に多いシク教徒、仏教徒、キリスト教徒などがいる。仏教はインド発祥だが、現在のインドではごく少数派である点に注意したい。

ひっかけポイント
インドの多数派は仏教ではなくヒンドゥー教。牛肉を避けるのがヒンドゥー教徒、豚肉を避けるのがイスラーム教徒という食の禁忌の対応も頻出。

選択肢の確認

①「国民の約8割がヒンドゥー教を信仰しており、牛を神聖視するため牛肉を食べることを避ける人が多い」
正しい。
正解。インドは国民の約8割がヒンドゥー教徒で、牛を神聖視するため牛肉食を避ける人が多い。

②「インドの多数派の宗教は仏教である」
誤り。
誤答理由: 仏教はインド発祥だが、現在のインドではごく少数派である。多数派はヒンドゥー教徒である。

③「ヒンドゥー教徒は豚肉のみを避け、牛肉は好んで食べる」
誤り。
誤答理由: 禁忌が逆である。ヒンドゥー教徒は牛を神聖視して牛肉を避ける。豚肉を避けるのはイスラーム教徒である。

④「インドにはイスラーム教徒はほとんど存在しない」
誤り。
誤答理由: インドのイスラーム教徒は約14%を占め、実数では世界最大級である。ほとんどいないという記述は誤りである。

覚えるポイント

  • ヒンドゥー教徒が約8割、牛肉食を避ける
  • イスラーム教徒は約14%で実数は世界最大級
  • カーストによる差別は憲法で禁止されている

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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