TK8-046地理総合・地理探究 対策問題

地理探究B 現代世界の地誌的考察(2) 現代世界の諸地域

オーストラリアの農業についての説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

南東部・南西部では小麦栽培と牧羊を組み合わせた農業が行われ、小麦や羊毛の世界的輸出国となっている

この問題のポイント

オーストラリア農業の地域構成を問う。湿潤な南東・南西部の小麦+牧羊という組み合わせと輸出国としての地位が判断軸。

解説

オーストラリアの農業は、降水量の分布に対応した同心円状の土地利用が特徴である。
比較的湿潤な南東部(マリーダーリング盆地)と南西部では、小麦の栽培と羊の飼育を組み合わせた農業が大規模に行われ、オーストラリアを小麦・羊毛の世界的輸出国にしてきた。羊は乾燥に強いメリノ種が中心で、羊毛生産は長く世界一を占めてきた。より乾燥した内陸は牧牛・牧羊の粗放的放牧地帯、湿潤な東部沿岸は酪農とサトウキビ、北部は牧牛地帯である。
最大の農業地帯であるマリーダーリング盆地では、灌漑の拡大により塩害(塩類集積)や河川の水量減少が深刻化し、流域の水配分が国家的課題となっている。
人口が少なく国内消費が小さいため、農畜産物の多くを輸出に回せる企業的農業の典型国であり、牛肉・小麦・羊毛の輸出は日本の食卓とも深く関わっている。

ひっかけポイント
主作物は米ではなく小麦。「降水量に応じた同心円状の農業地域」という構図と、マリーダーリング盆地の塩害が頻出論点である。

選択肢の確認

①「オーストラリアでは家畜の飼育は法律で禁止されている」
誤り。
誤答理由: 羊・牛の飼育はオーストラリアの基幹産業であり、法律で禁止という説明は事実に反する。

②「農業はすべて熱帯の北部沿岸だけで行われている」
誤り。
誤答理由: 農業は南東部・南西部の温帯地域が中心で、熱帯の北部だけという説明は誤りである。

③「南東部・南西部では小麦栽培と牧羊を組み合わせた農業が行われ、小麦や羊毛の世界的輸出国となっている」
正しい。
正解。南東部・南西部では小麦栽培と牧羊を組み合わせた農業が行われ、小麦・羊毛の世界的輸出国となっている。

④「国土全域で稲作が行われ、米が最大の輸出品である」
誤り。
誤答理由: オーストラリアの主要穀物は小麦で、全域での稲作や米の輸出という説明は誤りである。

覚えるポイント

  • 南東・南西部で小麦+牧羊、マリーダーリング盆地が中心
  • 羊毛(メリノ種)・小麦・牛肉の世界的輸出国
  • 灌漑による塩害が環境問題として頻出

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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