TK9-049地理総合・地理探究 対策問題

地理探究A 現代世界の系統地理的考察(1) 自然環境

ある都市の雨温図では、最も気温が高い月が1月で、最も気温が低い月が7月となっている。この雨温図から読み取れることとして最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

この都市は南半球に位置している

この問題のポイント

雨温図判読の第一歩である「気温の山の位置による南北半球の判定」を問う。最暖月が1月なら南半球、という定石の確認。

解説

雨温図を判読するときの最初の手順は南北半球の判定である。地球の公転により季節は南北半球で逆になるため、気温のグラフの山の位置が決め手になる。

  • 最暖月が7月前後(気温の山が中央):北半球
  • 最暖月が1月前後(気温の谷が中央):南半球
    この問題の都市は1月が最も暖かく7月が最も寒いので、南半球に位置すると判定できる。シドニー、ブエノスアイレス、ケープタウンなどがこの型を示す。
    赤道直下ならば気温はほぼ一定で、山も谷もはっきり現れないから、3番目の選択肢は誤りである。
    半球の判定を誤ると、降水の季節配分の解釈まで全て逆になってしまう。例えば南半球のCs(ケープタウンなど)は1月(夏)に乾燥し7月(冬)に降水が多くなり、北半球のローマと山谷が逆転する。共通テストでは南半球の雨温図を混ぜて出すのが通例なので、必ず最初に気温の形を確認する習慣が重要である。

ひっかけポイント
降水パターンから先に考えると半球の逆転に気付けない。雨温図はまず気温の山の位置、次に降水という順で読む。

選択肢の確認

①「この都市は赤道直下に位置している」
誤り。
誤答理由: 赤道直下では気温がほぼ一定で、明瞭な最暖月・最寒月は現れない。山谷がはっきりある時点で赤道直下ではない。

②「この雨温図は観測の誤りで、このような都市は存在しない」
誤り。
誤答理由: 南半球の都市では最暖月1月・最寒月7月はごく正常な観測結果であり、誤りとする根拠がない。

③「この都市は南半球に位置している」
正しい。
正解。地球の公転により季節は南北半球で逆になるため、最暖月が1月・最寒月が7月という気温の形は南半球の都市であることを示す。

④「この都市は北半球の高緯度に位置している」
誤り。
誤答理由: 北半球であれば最暖月は7月前後になるはずで、気温の山谷が逆であるこの雨温図とは合わない。

覚えるポイント

  • 最暖月1月なら南半球、7月なら北半球
  • 半球判定は雨温図判読の最初の手順
  • 南半球のCsは1月乾燥・7月降水と山谷が逆になる

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

TK9-048TK9-050