JH-D3-02歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究D 近現代の地域・日本と世界(3) 近現代の地域・日本と世界の画期と構造

1959年9月の風刺漫画では、社会党大会の建物に「左派」「右派」という二つの出口が描かれた。この後に実際に起こったこととして最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

日本社会党は安全保障政策などをめぐり、一部が分裂して民主社会党を結成した

背景・因果

1959年の党大会での左右対立を受け、翌1960年に西尾末広ら右派が離党して**民主社会党(のち民社党)**を結成した。日米安全保障条約改定をめぐる路線対立が背景にあり、55年体制下の野党分裂を象徴する。

覚えるポイント

「出口を二つ作ってやる」=分裂を見込んだ皮肉。翌1960年の民主社会党結成(西尾末広)という事実と照合する。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「日本社会党は分裂を回避し、以後一貫して統一を保った」
1955年に左右両派が統一した日本社会党は、1960年に右派の一部が離党して民主社会党を結成した。以後一貫して統一を保ったのではない。

② ❌ 誤答「日本社会党は自由民主党と合同して単一政党となった」
日本社会党と自由民主党は合同せず、55年体制下で主に野党第一党と与党として対立した。単一政党になったという説明は誤りである。

③ ❌ 誤答「日本社会党は解散し、政党としての活動を停止した」
右派の一部が離党した後も日本社会党は存続し、55年体制下の主要野党として活動を続けた。党全体が解散したわけではない。

④ ✅ 正解「日本社会党は安全保障政策などをめぐり、一部が分裂して民主社会党を結成した」
日米安全保障条約などをめぐる党内対立から、西尾末広ら右派が1960年に民主社会党を結成し、後に民社党と改称した。漫画の二つの出口はこの分裂を予告している。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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