JT2-A21|歴史総合・日本史探究 対策問題
弘仁・貞観文化の特徴として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
密教の影響が強く、曼荼羅や一木造の仏像が作られた
背景・因果
弘仁・貞観文化(9世紀)は最澄・空海がもたらした密教の影響が強く、両界曼荼羅、一木造・翻波式の仏像(室生寺など)が特色。加持祈祷が貴族社会に浸透した。
覚えるポイント
かな文学の全盛は次の国風文化(10〜11世紀)。「密教の9世紀」と「かなの10世紀以降」を区別する。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「かな文字による物語文学が最盛期を迎えた」
かな文字による『源氏物語』『枕草子』などが栄えたのは10〜11世紀の国風文化である。9世紀の密教文化より後の段階である。
② ❌ 誤答「禅宗様の建築が広まった」
禅宗様建築は禅宗が本格的に広がる鎌倉時代以降の様式で、弘仁・貞観文化には属さない。代表は円覚寺舎利殿などである。
③ ❌ 誤答「浮世絵版画が大量に出回った」
浮世絵版画の大量流通は江戸時代の町人文化に属する。古代貴族社会の密教文化とは時代・担い手・技法が異なる。
④ ✅ 正解「密教の影響が強く、曼荼羅や一木造の仏像が作られた」
9世紀の弘仁・貞観文化は最澄・空海が伝えた密教の影響が強く、両界曼荼羅や一木造・翻波式の仏像が特色である。室生寺など山地の寺院も代表となる。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。