JT2-A26歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究A 原始・古代の日本と東アジア(3) 古代の国家・社会の展開と画期

国風文化期の貴族の生活について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

年中行事が発達し、男性は束帯、女性は女房装束を正装とした

背景・因果

摂関期の貴族社会では年中行事が政治の重要部分となり、男性の束帯・女性の女房装束(十二単)が正装だった。住まいは寝殿造、調度には蒔絵や大和絵が用いられた。

覚えるポイント

年中行事の先例を記すために貴族の日記(『御堂関白記』など)が書かれた。日記が史料になる理由まで問われる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「洋服の着用が広まった」
洋服が公的服装として広まるのは明治維新後の欧化政策期である。国風文化期の正装は束帯・女房装束なので時代が合わない。

② ❌ 誤答「茶の湯が貴族の必須教養だった」
茶の湯が武家・町人の重要な教養となるのは室町から安土桃山期以降である。平安中期の貴族文化の必須教養ではない。

③ ✅ 正解「年中行事が発達し、男性は束帯、女性は女房装束を正装とした」
国風文化期の宮廷では年中行事と先例が重んじられ、男性貴族は束帯、女性は女房装束を正装とした。寝殿造や貴族の日記も同じ生活文化を伝える。

④ ❌ 誤答「貴族は全員が武芸を主なつとめとした」
平安貴族の中心的役割は朝廷の政務・儀礼で、全員が武芸を主な務めとしたわけではない。武芸を職能の核とする武士団との混同である。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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