JT2-C25歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究C 近世の日本と世界(3) 近世の国家・社会の展開と画期

宮崎安貞の『農業全書』について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

日本初の本格的な体系的農書として、農業技術の普及に貢献した

背景・因果

『農業全書』(1697年・宮崎安貞)は、みずからの見聞と明の農書をもとにした日本初の本格的農書で、各地の篤農家に読まれた。大蔵永常の『広益国産考』などがこれに続く。

覚えるポイント

農書の普及は寺子屋教育(識字)と結び付いて初めて意味を持つ。出版文化と農業技術の関係として問われる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「医学の解剖書である」
医学解剖書ではない。西洋解剖書を翻訳した代表は杉田玄白らの『解体新書』で、分野が異なる。

② ✅ 正解「日本初の本格的な体系的農書として、農業技術の普及に貢献した」
宮崎安貞の『農業全書』は1697年刊行の体系的農書で、作物栽培・土壌・農具などを整理して農業技術の普及に寄与した。

③ ❌ 誤答「外国貿易の手引書である」
外国貿易の制度や実務を解説する書ではなく、日本各地の農業知識をまとめた農書である。

④ ❌ 誤答「武士の礼法をまとめた書物である」
武家の礼儀作法をまとめた書物ではなく、農民・農政担当者に農業技術を伝える実用書である。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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