JH-B3-15|歴史総合・日本史探究 対策問題
鎌倉〜室町時代の農業の発達について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
畿内や西日本で二毛作が広まり、刈敷・草木灰などの肥料や牛馬耕が普及した
背景・因果
米の裏作に麦を作る二毛作が鎌倉期に畿内・西日本で広まり、室町期には三毛作も現れた。刈敷・草木灰などの自給肥料、牛馬耕、多収穫の大唐米も普及した。生産力の上昇が定期市の増加や惣村の成立を支えた、という因果のつながりで問われる。
覚えるポイント
核となる対応:「畿内や西日本で二毛作が広まり、刈敷・草木灰などの肥料や牛馬耕が普及した」。鎌倉期以降、畿内・西日本で米の裏作に麦を作る二毛作が広まり、刈敷・草木灰、牛馬耕なども普及した。生産力上昇が定期市や惣村を支えた。
混同防止「この時期に化学肥料が使われ始めた」:化学肥料が普及するのは近代以降で、中世には刈敷・草木灰などの自給肥料が使われた。時代の対応が異なる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「二毛作とは同じ作物を1年に2度収穫することである」
二毛作は同じ耕地で1年に米と麦など異なる作物を作ることをいう。同じ作物を年2回収穫するのは二期作である。
② ✅ 正解「畿内や西日本で二毛作が広まり、刈敷・草木灰などの肥料や牛馬耕が普及した」
鎌倉期以降、畿内・西日本で米の裏作に麦を作る二毛作が広まり、刈敷・草木灰、牛馬耕なども普及した。生産力上昇が定期市や惣村を支えた。
③ ❌ 誤答「この時期に化学肥料が使われ始めた」
化学肥料が普及するのは近代以降で、中世には刈敷・草木灰などの自給肥料が使われた。時代の対応が異なる。
④ ❌ 誤答「農業技術は縄文時代から室町時代まで変化しなかった」
中世には二毛作・牛馬耕・肥料利用など農業技術が発達した。縄文時代から変化しなかったという説明は稲作社会の展開そのものを否定している。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。