JH-B3-01歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究B 中世の日本と世界(3) 中世の国家・社会の展開と画期

室町時代の惣村について述べた記述として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正解

寄合を開き、村掟を定めて自検断(地下検断)を行う自治的な村が成立した

背景・因果

惣村は寄合・宮座を軸に村掟を定め、地下検断や**地下請(村請)**を行った。この結束が土一揆・国一揆の基盤となり、正長の徳政一揆や山城の国一揆に発展する。

覚えるポイント

  • 核となる対応:「寄合を開き、村掟を定めて自検断(地下検断)を行う自治的な村が成立した」。惣村は寄合で村掟を定め、村内の警察・裁判を担う地下検断や年貢を一括納入する地下請を行った。自治と共同負担が主要な特徴である。

  • 混同防止「守護が村政を直接運営し、村民の自治は認められなかった」:惣村では有力農民を中心とする寄合が村政を担い、領主や守護から一定程度自立した自治が行われた。守護による直接運営だけではない。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「年貢は必ず個々の農民が領主へ直接納めた」
惣村では村が年貢をまとめて領主へ納める地下請・村請が広がった。必ず個々の農民が領主へ直接納入したわけではない。

② ❌ 誤答「惣村は畿内には成立せず、東北地方のみに見られた」
惣村は商品経済や農業が発達した畿内・近国を中心に形成され、山城国一揆などの基盤にもなった。東北地方だけの村落形態ではない。

③ ❌ 誤答「守護が村政を直接運営し、村民の自治は認められなかった」
惣村では有力農民を中心とする寄合が村政を担い、領主や守護から一定程度自立した自治が行われた。守護による直接運営だけではない。

④ ✅ 正解「寄合を開き、村掟を定めて自検断(地下検断)を行う自治的な村が成立した」
惣村は寄合で村掟を定め、村内の警察・裁判を担う地下検断や年貢を一括納入する地下請を行った。自治と共同負担が主要な特徴である。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

JH-B2-03JH-B3-02