JT2-D35|歴史総合・日本史探究 対策問題
1997年前後の日本経済について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正解
北海道拓殖銀行や山一証券が破綻し、金融システム不安が深刻化した
背景・因果
バブル崩壊後の不良債権問題は1997年に臨界に達し、北海道拓殖銀行・山一証券が相次いで破綻した。消費税5%への引き上げやアジア通貨危機も重なり、深刻な不況となった。
覚えるポイント
「1997年」は平成不況の底として頻出の年号。公的資金注入・金融再編(メガバンク誕生)へ続く流れも問われる。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「バブル経済が最高潮に達した」
バブルの株価・地価の頂点は1989〜90年頃で、1997年には崩壊後の金融危機が深刻化していた。最高潮の時期ではない。
② ❌ 誤答「高度経済成長が再開した」
1990年代は長期停滞と金融不安の時代で、高度経済成長が再開したのではない。実質成長率も低迷した。
③ ❌ 誤答「金融機関の破綻は一件も起こらなかった」
北海道拓殖銀行・山一証券など大型金融機関の破綻が実際に起こった。一件もなかったという説明は具体例と矛盾する。
④ ✅ 正解「北海道拓殖銀行や山一証券が破綻し、金融システム不安が深刻化した」
1997年には北海道拓殖銀行が経営破綻し、山一証券が自主廃業を発表した。バブル崩壊後の不良債権問題が金融システム不安へ発展した。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。