JT3-D26歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究D 近現代の地域・日本と世界(3) 近現代の地域・日本と世界の画期と構造

1940年に日本がドイツ・イタリアと結んだ同盟の影響として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正解

アメリカとの対立が決定的に深まった

背景・因果

第2次近衛内閣は1940年9月、日独伊三国同盟を締結し、第三国(事実上アメリカ)からの攻撃に対する相互援助を約束した。アメリカはこれを対米軍事同盟とみなして態度を硬化させ、くず鉄・鉄鋼の輸出禁止など経済制裁を段階的に強化、日米交渉は行き詰まっていった。

覚えるポイント

「北部仏印進駐+三国同盟(1940年)→南部仏印進駐(1941年)→石油禁輸」という制裁エスカレートの順序が整序問題の定番。松岡洋右外相の日ソ中立条約(1941年4月)もこの文脈。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「ソ連との戦争が直ちに始まった」
三国同盟締結後も日本とソ連の戦争は直ちに始まらず、1941年4月には日ソ中立条約が結ばれた。ソ連の対日参戦は1945年8月である。

② ❌ 誤答「イギリスとの同盟が復活した」
日英同盟はワシントン会議後の1923年に失効し、1940年に復活していない。日本はイギリスと戦うドイツ・イタリア側へ接近した。

③ ✅ 正解「アメリカとの対立が決定的に深まった」
1940年の日独伊三国同盟は第三国、実質的にはアメリカへの共同対抗を定めたため、アメリカは経済制裁を強めた。北部・南部仏印進駐も重なり日米対立は決定的に深まった。

④ ❌ 誤答「アメリカとの関係が改善した」
アメリカは三国同盟を対米軍事同盟と受け止め、くず鉄・石油などの輸出制限を強化した。関係改善ではなく日米交渉の行き詰まりへつながった。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

JT3-D25JT3-D27