JT3-D53|歴史総合・日本史探究 対策問題
1897年に日本が採用した貨幣制度と、その財源の組合せとして正しいものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
金本位制・日清戦争の賠償金
背景・因果
松方正義内閣は1897年、日清戦争の賠償金(ポンドで受領)を準備金として貨幣法を制定し、欧米諸国と同じ金本位制を確立した。これにより為替相場が安定し、外資の導入や貿易の発展の条件が整った。
覚えるポイント
「1871年新貨条例(円の採用)→1882年日本銀行→1897年金本位制」の通貨制度の歩みが整序で問われる。昭和の金解禁(1930年)・金輸出再禁止(1931年)まで一本の線で整理すると強い。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「管理通貨制度・アメリカからの援助」
管理通貨制度へ本格的に移ったのは1931年の金輸出再禁止後で、1897年ではない。占領期のアメリカ援助を財源とする制度でもない。
② ❌ 誤答「金銀複本位制・地租の増徴」
1897年の貨幣法は金銀複本位制ではなく金本位制を定め、準備には地租増徴ではなく日清戦争賠償金を用いた。制度と財源の両方が異なる。
③ ✅ 正解「金本位制・日清戦争の賠償金」
日本は1897年、日清戦争賠償金を金準備として貨幣法を制定し、金本位制を確立した。国際的な為替安定と外資導入の条件を整えた。
④ ❌ 誤答「銀本位制・日露戦争の賠償金」
1897年に採用したのは銀本位制ではなく金本位制である。また日露戦争後に賠償金は得られなかったため、制度の財源にもできない。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。