JT3-D52|歴史総合・日本史探究 対策問題
1901年に操業を開始した八幡製鉄所の設立資金の主な財源はどれか。
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正解: 4
正解
日清戦争の賠償金
背景・因果
八幡製鉄所は、下関条約で得た日清戦争の賠償金の一部を財源に福岡県八幡に建設され、1901年に操業を開始した。中国の大冶鉄山の鉄鉱石と筑豊炭田の石炭を利用する立地で、日本の重工業化の出発点となった。
覚えるポイント
「日露戦争には賠償金がない」ため、「日露の賠償金で八幡設立」という選択肢は二重に誤り。賠償金の使途(軍拡・金本位制の準備金・八幡)はグラフ問題でも出る。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「日露戦争の賠償金」
日露戦争後のポーツマス条約では日本は賠償金を得られず、日比谷焼打ち事件の一因となった。存在しない日露戦争賠償金を八幡製鉄所へ使うことはできない。
② ❌ 誤答「アメリカからの借款」
日露戦争では外国から戦費を借り入れたが、八幡製鉄所設立の主財源はアメリカ借款ではない。日清戦争賠償金が充てられた。
③ ❌ 誤答「国内の寄付金」
国内寄付を中心に建設した施設ではなく、政府が日清戦争賠償金を利用して設立した官営製鉄所である。国家的な重工業育成策だった。
④ ✅ 正解「日清戦争の賠償金」
八幡製鉄所は下関条約で清から得た日清戦争賠償金の一部を主な財源として建設され、1901年に操業を始めた。賠償金が日本の重工業化へ投入された例である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。