JT2-A18|歴史総合・日本史探究 対策問題
769年の宇佐八幡神託事件について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
道鏡の皇位継承をめぐる神託の真偽が問題となり、和気清麻呂らが阻止した
背景・因果
称徳天皇の寵を得た道鏡を皇位につけよという宇佐八幡の神託が報じられたが、和気清麻呂が改めて神託を確認して否定した。称徳天皇の死後、道鏡は下野へ追われた。
覚えるポイント
この事件の後、皇統は天武系から天智系(光仁・桓武)へ移る。桓武の平安遷都には仏教政治との決別という意味もある。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「戸籍の偽造が発覚した事件である」
戸籍偽造事件ではなく、神託の真偽と道鏡の皇位継承をめぐる政治事件である。資料の種類も戸籍ではなく神託である。
② ✅ 正解「道鏡の皇位継承をめぐる神託の真偽が問題となり、和気清麻呂らが阻止した」
769年、道鏡を皇位につけよという宇佐八幡の神託が報じられ、和気清麻呂が再確認して否定した。称徳天皇の死後、道鏡は失脚した。
③ ❌ 誤答「僧兵が朝廷に強訴した事件である」
僧兵が神木・神輿を奉じて朝廷へ要求する強訴は平安後期の延暦寺・興福寺などの行動である。宇佐八幡神託事件は道鏡の皇位問題である。
④ ❌ 誤答「遣唐使の派遣をめぐる争いである」
遣唐使派遣の是非をめぐる事件ではなく、宇佐八幡の神託と皇位継承が争点だった。遣唐使停止の建議は894年の菅原道真である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。