JT2-B23|歴史総合・日本史探究 対策問題
石清水八幡宮を本所とした大山崎の油座の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
神社の保護を受けて灯油の製造・販売を広域で独占した座
背景・因果
大山崎油座は石清水八幡宮を本所と仰ぎ、保護の見返りに座役を納めて、えごま油の製造・販売を広域で独占した。座は寺社・貴族の権威と結び付いた同業者団体である。
覚えるポイント
「本所=保護者」という関係が核心。楽市令はこの独占を否定するもの、という接続で織豊期へつながる。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「神社の保護を受けて灯油の製造・販売を広域で独占した座」
大山崎油座は石清水八幡宮を本所として保護を受け、座役を納める代わりに荏胡麻油の製造・販売の独占権を認められた。寺社・貴族の権威と同業者団体である座が結び付いた代表例である。
② ❌ 誤答「幕府直営の油工場」
大山崎油座は幕府が直接経営する工場ではなく、石清水八幡宮を本所とする油商人・油生産者の同業者団体だった。幕府直営ではなく本所の保護と座の独占権の関係が重要である。
③ ❌ 誤答「農民の灌漑組合」
農民が用水を共同管理する灌漑組織ではなく、灯油用の荏胡麻油を製造・販売する商工業者の座である。中世の村落自治を担った惣や用水管理の共同体とは目的が異なる。
④ ❌ 誤答「武士の軍事同盟」
武士が軍事行動のために結んだ同盟ではなく、油の製造・販売に関する特権を守る同業者団体である。軍事組織ではなく、中世商業における座の独占を示す事例である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。