JT2-B17|歴史総合・日本史探究 対策問題
室町幕府と禅宗の関係を示す五山制度の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正解
幕府が臨済宗の寺院を京都五山・鎌倉五山などに格付けして保護・統制した
背景・因果
五山制度は義満期に整い、臨済宗寺院を五山・十刹などに格付けした。五山僧は外交文書の起草や五山文学・五山版の出版を担い、幕府の文化・外交ブレーンとなった。
覚えるポイント
臨済宗=幕府保護(夢窓疎石ら)、曹洞宗=地方武士・民衆へ、という広がり方の対比が頻出。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「神社の格付け制度である」
神社の社格制度ではなく、仏教の臨済宗寺院を対象とした。神社と禅寺という宗教施設の種類が異なる。
② ✅ 正解「幕府が臨済宗の寺院を京都五山・鎌倉五山などに格付けして保護・統制した」
五山制度は室町幕府が臨済宗寺院を京都五山・鎌倉五山、十刹などに格付けし、保護と統制を行う仕組みだった。五山僧は外交文書・文学・出版も担った。
③ ❌ 誤答「浄土真宗の寺院を統制する制度である」
浄土真宗寺院の統制制度ではなく、対象は幕府と結び付いた臨済宗である。浄土真宗は本願寺と一向一揆の展開で区別する。
④ ❌ 誤答「山岳信仰の霊山を指定した制度である」
山岳信仰の霊山を指定した制度ではなく、禅宗寺院を政治的に序列化した制度である。「山」は自然の山ではなく寺格の名称である。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。