JT2-B22歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究B 中世の日本と世界(3) 中世の国家・社会の展開と画期

中世の港町で活動した「問丸(問)」の説明として最も適切なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正解

年貢や商品の保管・輸送を請け負った業者

背景・因果

問丸は港や河川の要地で年貢・商品の保管・輸送・取引仲介を担った業者で、のちに卸売業者の問屋へ発展する。年貢の銭納化・商品流通の拡大が背景にある。

覚えるポイント

馬借・車借(陸運)と問丸(港湾・保管)の分業で中世の物流を捉える。土倉(金融)との役割の違いも問われる。

選択肢別の検討

① ❌ 誤答「外国船の通訳」
外国語の通訳は一般に通事などと呼ばれ、問丸を指す名称ではない。問丸は国際交易も行われる港町で活動したが、その職能の中心は貨物の保管・輸送・仲介である。

② ✅ 正解「年貢や商品の保管・輸送を請け負った業者」
問丸は中世の港・河川交通の要地で、年貢米や商品の保管、積み替え、輸送、売買の仲介を請け負った業者である。商品流通の発展に伴い、近世の問屋へつながっていった。

③ ❌ 誤答「宿場の飛脚」
飛脚は書状や荷物を運ぶ使者・運送制度であり、問丸の中心業務である港での保管や取引仲介とは異なる。中世の陸上輸送では馬借・車借も重要だった。

④ ❌ 誤答「金貸し専門の業者」
中世に質物を取って高利貸しを営んだ代表的な業者は土倉や酒屋であり、問丸は金貸し専門ではない。問丸の主な役割は年貢・商品の保管と輸送・取引の仲介だった。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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