JT2-A19|歴史総合・日本史探究 対策問題
8世紀以降の遣唐使の航路について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正解
新羅との関係悪化により、朝鮮半島沿いから東シナ海を横断する南路へ変わった
背景・因果
遣唐使は当初、朝鮮半島沿いの北路をとったが、新羅との関係が悪化すると東シナ海を直接横断する南路へ変わり、遭難の危険が増した。鑑真の渡日の苦難もこの航路事情による。
覚えるポイント
「よつのふね」と呼ばれた4隻編成は、遭難に備えた分散でもある。航路変更の理由(新羅関係)を問うのが定番。
選択肢別の検討
① ✅ 正解「新羅との関係悪化により、朝鮮半島沿いから東シナ海を横断する南路へ変わった」
遣唐使は当初朝鮮半島沿いの北路を用いたが、新羅との関係悪化後は東シナ海を横断する南路へ移った。外洋横断となり遭難の危険が高まった。
② ❌ 誤答「航路は一貫して朝鮮半島沿いの北路だった」
航路は一貫しておらず、8世紀以後には北路から南路へ変化した。新羅との外交関係が航路選択へ影響した点が重要である。
③ ❌ 誤答「シベリア経由の陸路に変更された」
遣唐使は船で唐へ向かう海上使節で、シベリア経由の陸路へ変更されていない。地理的にも日本から大陸へ海を渡る必要がある。
④ ❌ 誤答「航海の安全性は時代とともに向上した」
東シナ海を直接渡る南路は気象・航海技術上の危険が大きく、遭難も多かった。時代とともに安全性が単純に向上したとはいえない。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。