JH-D4-01歴史総合・日本史探究 対策問題

日本史探究D 近現代の地域・日本と世界(4) 現代の日本の課題の探究

1990年代以降、日本の首相が以前より強いリーダーシップを発揮しやすくなった制度的背景として、最も適切なものはどれか。

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正解: 1

正解

小選挙区比例代表並立制の導入や内閣機能の強化により、党首・首相への権限集中が進んだから

背景・因果

1994年の小選挙区比例代表並立制導入で党執行部の公認権が強まり、2001年の中央省庁再編・内閣府設置などで内閣の総合調整機能が強化された。55年体制期の派閥調整型と比べ、首相の指導力が発揮されやすくなったと説明される。

覚えるポイント

  • 核となる対応:「小選挙区比例代表並立制の導入や内閣機能の強化により、党首・首相への権限集中が進んだから」。1994年の選挙制度改革で党執行部の公認権が強まり、2001年の中央省庁再編・内閣府設置などで首相と内閣の総合調整力も強化された。党首・首相への権限集中を説明できる。

  • 混同防止「中選挙区制の導入により、同一政党内の候補者が競合するようになったから」:中選挙区制は1994年の政治改革以前の制度で、同一政党候補の競合を通じて派閥の力を強める要因になった。1990年代以降の首相権限強化の説明とは逆である。

選択肢別の検討

① ✅ 正解「小選挙区比例代表並立制の導入や内閣機能の強化により、党首・首相への権限集中が進んだから」
1994年の選挙制度改革で党執行部の公認権が強まり、2001年の中央省庁再編・内閣府設置などで首相と内閣の総合調整力も強化された。党首・首相への権限集中を説明できる。

② ❌ 誤答「内閣総理大臣の指名が国会から国民の直接投票へ変更されたから」
現在も首相は日本国憲法第67条により国会が国会議員の中から指名する。国民の直接投票へは変更されていない。

③ ❌ 誤答「省庁再編が行われず、各省の独立性が高まったから」
2001年に中央省庁再編が実施され、内閣府や内閣官房の機能強化によって省庁横断の調整力が高められた。省庁再編がなかったという前提が誤りである。

④ ❌ 誤答「中選挙区制の導入により、同一政党内の候補者が競合するようになったから」
中選挙区制は1994年の政治改革以前の制度で、同一政党候補の競合を通じて派閥の力を強める要因になった。1990年代以降の首相権限強化の説明とは逆である。

共通テスト攻略

  • 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
  • 因果の向きを確認:時期が近いだけで結び付けず、「原因→政策・行動→結果」の順に置き、主体と目的がつながるかを確かめる。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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