RS2-033|歴史総合・日本史探究 対策問題
世界恐慌期のソ連について述べた記述として最も適切なものはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正解
五カ年計画による計画経済を進めており、恐慌の影響をほとんど受けなかった
背景・因果
ソ連は1928年からの五カ年計画で計画経済による工業化を進めており、世界恐慌の影響をほぼ受けずに成長を続けた。これが資本主義への対抗モデルとして注目を集めた。
覚えるポイント
「恐慌に苦しむ資本主義国」と「計画経済のソ連」の対比はグラフ問題(鉱工業生産指数)の定番。ただし農業集団化の犠牲という影の面もある。
選択肢別の検討
① ❌ 誤答「恐慌で社会主義体制が崩壊した」
社会主義体制は世界恐慌で崩壊せず、ソ連は工業生産を増加させた。ソ連解体は1991年で、恐慌から約60年後である。
② ❌ 誤答「ソ連は世界恐慌の発生源だった」
世界恐慌の発端は1929年のニューヨーク株式市場暴落で、ソ連ではない。ソ連は国際市場から相対的に隔離されていた。
③ ✅ 正解「五カ年計画による計画経済を進めており、恐慌の影響をほとんど受けなかった」
ソ連は1928年から五カ年計画と計画経済で急速な工業化を進め、世界市場との結び付きが弱かったため恐慌の直接的影響をほぼ受けなかった。資本主義国との対比で注目された。
④ ❌ 誤答「資本主義国と同様に大量失業が発生した」
資本主義国のような市場崩壊による大量失業は中心問題にならなかった。ただし強制的農業集団化、飢饉、労働統制という別の重大な犠牲があった。
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。