DA-B17情報Ⅰ 対策問題

データの活用データ分析特訓 (第4問対策)

アンケートの回収率が30%だった調査で「回答者の90%が制度に賛成」という結果が出た。結論の記述として最も適当なものはどれか。

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正解: 1

正答

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この問題のポイント

無回答バイアス(未回答者の偏りによる歪み) と結論の限定を問う問題です。

解説

アンケートで本当に知りたいのは「全員(母集団)の意見」ですが、実際に手に入るのは「回答してくれた人のデータ」だけです。回収率30%とは、10人に3人しか答えていないということ。しかもその3割は、制度に関心が強い人や賛成を伝えたい人に偏っている可能性があります。このように、答えなかった人の偏りによって結果が歪む現象を無回答バイアスといいます。

調査結果を読む手順は、(1)まず回収率を確認する → (2)回答者がどんな人に偏り得るかを考える → (3)結論を「データが存在する範囲」に限定して述べる、です。残り70%の意見はデータそのものが存在しないので、「全校の90%が賛成」への一般化はできません。言えるのは「回答者(全体の30%)の中では賛成が9割」まで。誠実な報告とは、この分母の明示と回収率の併記です。

なお、回答者数を10倍して全体の人数のように見せるのは、存在しないデータを作り出す捏造にあたります。

共通テストでは、調査結果をめぐる会話文で「この結論は言い過ぎではないか」と指摘させる形で頻出です。割合を見たら「分母は誰か・答えていないのは誰か」を確かめる — DA-B03の「分母はどれか」と同じ問いが、調査の信頼性でも決め手になります。

選択肢の確認

1.○ 母集団へ広げず、データのある範囲(回答者)に限定した誠実な報告。
2.× 未回答の70%の意見は不明。全体への一般化はできない。
3.× 回収率の低さは無回答バイアスの主要因で、結果の解釈を大きく左右する。
4.× 回答数の水増しは捏造。あってはならない。

ここだけは覚えよう

回収率が低い調査は「回答者の中では」と限定して報告 — 答えなかった人の偏り=無回答バイアス。

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