KM-81情報Ⅰ 対策問題

共通テスト過去問チャレンジ令和8年度 追・再試験

令和8年度追・再試験 第4問 問2 (実際の図) 最近Mさんは花粉症に悩まされている。各年の飛散花粉数は、その前年7月の気温、降水量、そして日射量に関係することを聞いたMさんは、自身が住む地域の平均気温(℃)、降水量の合計(mm)、月平均全天日射量(MJ/m²)(以下、順に「気温」「降水量」「日射量」といい、これらを天候データという)について、2004年1月から20年分の月別データを入手した。 4月から9月までのそれぞれの月について、20年分の天候データと飛散花粉数の相関係数を求めたところ、表4のようになった。ここで、次のあ〜うについて、表4の7月の相関係数から読み取れるものを○、読み取れないものを×とした組合せとして最も適当なものを選べ。 あ.気温が高いと降水量は多い傾向がある い.降水量が少ないと飛散花粉数も少ない傾向がある う.日射量が多いと飛散花粉数も多い傾向がある

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正解: 1

正答

1

問題の整理

相関係数の表を読むときの2大チェックポイントが詰まった問題です。

  1. その組合せの相関係数は、表に存在するか?(ない関係は読み取れない)
  2. 符号の向きを正しく翻訳しているか?(正=同じ向き、負=逆向き)

表にあるのは「天候データと飛散花粉数の相関」だけ、という点に注意します。

解き方

  • あ「気温が高いと降水量が多い」→ ×
    これは「気温と降水量」という天候どうしの関係です。表にあるのは各天候と花粉数の相関だけで、気温×降水量の相関係数はどこにも載っていません。データにない関係は、もっともらしくても読み取れません。
  • い「降水量が少ないと花粉数も少ない」→ ×
    降水量と花粉数の相関は**−0.36(負)。負の相関は「降水量が少ないほど花粉数は多い**」という逆向きの傾向です。「少ないと少ない」は正の相関の読み方で、符号を取り違えています(雨が少ない夏はよく晴れて花芽が育つ、と考えると納得できます)。
  • う「日射量が多いと花粉数も多い」→ ○
    日射量と花粉数の相関は**+0.57(正)**。正の相関の正しい読み方そのものです。

よって「×・×・○」です。「存在しない相関を読まされる」「負の相関を正の向きに読まされる」——この2つは相関表の問題の定番の罠です。

選択肢の確認

1.○ 表にない関係(あ)、符号の逆読み(い)を正しく排除。
2.× 「あ」の気温×降水量の相関は表に存在しない。
3.× 「い」は負の相関なので「少ないと多い」が正しい。
4.× 「あ」「い」とも読み取れない。

ここだけは覚えよう

相関表は「その組合せがあるか」→「符号の向き」の順にチェック — 表にない関係は読み取れない。

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