KM-89情報Ⅰ 対策問題

共通テスト過去問チャレンジ令和7年度 本試験

令和7年度本試験 第1問 マウスカーソルをメニューやアイコンなどの対象物に移動する操作をモデル化し、Webサイトやアプリケーションのユーザインタフェースをデザインする際に利用されている法則がある。この法則では、図の枠内の2つのことが知られている。 操作時間を短くするためにこの法則を適用した事例として、利用頻度に基づいてメニュー項目を配置する方法がある。マウスを右クリックした際に、マウスカーソルに対して図6に示すような位置でメニュー項目1〜5が表示される。マウスカーソルで選択できる各メニュー項目の大きさは同じであるとし、この法則のみに沿って設計されたとすると、「項目5」はどのような項目で、なぜその位置に配置されていると考えられるか。

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正解: 1

正答

1

問題の整理

この法則は「フィッツの法則」と呼ばれ、ユーザインタフェース設計の基礎です。ポイントは2つ——近いほど・大きいほど速く指せる。これを「よく使う機能ほど速く選べるように配置する」という設計方針に翻訳して、メニューの配置を説明します。

解き方

法則から導かれる設計の原則はこうです。

  • 利用頻度が高い項目 → 速く選べるべき → カーソルの近くに置く
  • 利用頻度が低い項目 → 選択に時間がかかってもよい → 遠くに置いてもよい

図6では、メニューはカーソルのすぐ下に表示され、一番下の「項目5」がカーソルから最も遠い位置にあります。この法則のみに沿った設計なら、遠くに置かれた項目は「速く選べなくてもよい項目」、つまり利用頻度が低い項目だと推定できます。よって「頻度が低い項目を、意図的に遠くに配置した」が正解です。

逆の組合せ(頻度が高いのに遠い)は法則に反する設計ですし、「目立つ場所」という表現は見た目の話であって、この法則が扱う「距離と大きさによる操作時間」とは別の観点です。問題文に与えられた法則だけを根拠に推論する——余計な常識を持ち込まない読解が問われています。

ちなみに、誤操作されると困る項目(「すべて削除」など)をわざと遠くに置く、というのも同じ法則の実用例です。

選択肢の確認

1.○ 遠い=選択に時間がかかってよい=頻度が低い項目。
2.× 頻度が高い項目を遠くに置くのは法則に反する。「目立つ」も法則外の観点。
3.× 「素早く選択できる場所」は近い場所のこと。項目5は遠い。
4.× 「目立つ場所」はこの法則の観点ではない。

ここだけは覚えよう

フィッツの法則: 近い・大きいほど速く指せる — よく使うものは近くに、使わないものは遠くに。

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