SO-S25|情報Ⅰ 対策問題
「昼休みの購買の行列が長い」という問題の原因を調べたい。データの集め方として最も適当なものはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
問題分析のためのデータ収集の設計 を問う問題です。よいデータ収集の3条件(定量的・継続的・層別)で選択肢を評価します。
解説
問題解決の「原因の分析」段階では、印象や思い込みではなく、データに基づいて原因を突き止めます。そのためのデータ収集には3つの条件があります。①定量的(「混んでいる気がする」ではなく人数・分数の数値で測る)、②継続的(1回きりではなく数日間記録し、偶然のばらつきに惑わされない)、③層別(曜日・時間帯などの切り口で分けて記録し、パターンを見つけられるようにする)です。
正解の選択肢「曜日・時間帯ごとの行列の人数と待ち時間を数日間記録する」は、この3条件をすべて満たしています。こうして集めたデータからは、「特定の曜日だけ混む」「昼休み開始直後の10分に集中する」といったパターンが読み取れ、「窓口を増やす」「学年ごとに時間をずらす」など原因に対応した対策の立案につながります。
誤答は3条件との対比で切れます。「いちばん混んでいた1日だけの印象」は、継続性がなく偶然(その日だけの行事など)に左右されます。「友人1人の感想」は、標本が少なすぎ偏りすぎており全体の傾向を代表しません。「データを集めず直感で決める」は、データに基づく問題解決の姿勢そのものに反します。
共通テスト試作問題の待ち行列シミュレーションも、実測データの分析から出発していました。「データの集め方として適当なもの」を問う形式では、定量・継続・層別の3条件を満たす選択肢を選びましょう。
選択肢の確認
1.○ 定量的・継続的・層別の3条件を満たす適切な収集設計。
2.× 1日だけの印象は偶然に左右され、継続性を欠く。
3.× 1人の感想は標本が偏りすぎており、全体の傾向を代表しない。
4.× データに基づかない直感の判断は、原因分析の段階を放棄している。
ここだけは覚えよう
データ収集は「定量的・継続的・層別」の3条件 — 印象や1回きりの観察ではパターンは見えない。