SO-S24情報Ⅰ 対策問題

情報社会の問題解決思考・計算

問題解決の最初の段階である「問題の明確化」の説明として最も適当なものはどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

問題=理想と現状のギャップ という定義を問う問題です。この定義は問題解決分野のすべての土台になります。

解説

日常語の「問題」は「困ったこと」くらいの意味ですが、情報Ⅰでは理想(あるべき姿)と現状のギャップと厳密に定義します。この定義に従うと、「問題の明確化」とは、①理想を具体的に描く、②現状を正確に把握する、③その差(ギャップ)を できるだけ測定可能な形で表す、という作業になります。

例で確認しましょう。「文化祭の来場者を増やしたい」という漠然とした思いのままでは、何をすればよいか決められません。理想「来場者1000人」、現状「昨年は600人」と数値で押さえれば、ギャップは400人と明確になり、「なぜ600人にとどまったのか」という原因分析の問いが立ち、対策の効果も測定できるようになります。あいまいな問題意識を測定可能な形にすることが、問題解決の第一歩です。

誤答は手順の混同です。「思いついた解決策から実行」は、明確化・分析を飛ばした場当たり的な行動。「評価基準を決めずに作業」は、後で成果を判定できなくなるので計画段階で基準を決めるべき。「成功例の真似」は解決策の候補の一つにすぎず、自分の問題のギャップに合うかは分析してみないと分かりません。

共通テストでは、「問題とは何か」の定義を直接問うほか、問題解決の場面文の中で「この作業はどの段階か」を判定させる形でも出ます。「ギャップ」という言葉が出たら問題の定義、と反応できるようにしておきましょう。

選択肢の確認

1.○ 理想と現状のギャップの具体的な定義こそが「問題の明確化」。
2.× 解決策の実行は、明確化・原因分析の後の段階。
3.× 評価基準は計画の段階で決めておくもの。
4.× 他人の真似は解決策の候補の一つにすぎず、問題の明確化ではない。

ここだけは覚えよう

問題=理想と現状のギャップ — 明確化とは、理想と現状を測定可能な形で押さえてギャップを定義すること。

関連問題

SO-S23SO-S25