KO3-011|公共・政治経済 対策問題
裁判員の選ばれ方や義務についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
18歳以上の有権者の中からくじで選ばれ、評議の秘密を守る義務を負う
この問題のポイント
裁判員の選任方法と守秘義務を問う問題。「専門知識は不要・くじで無作為に選ぶ・辞退は限定的」という制度設計の理解で解ける。
解説
裁判員は、衆議院議員の選挙権を持つ18歳以上の国民の中から選ばれる。選任年齢は成年年齢の引き下げに伴い、2023年から18歳・19歳も対象となった。
選任の流れは、選挙人名簿をもとにくじで候補者名簿を作成し、事件ごとに再びくじと質問手続を経て決定するというものである。法律の専門知識は不要で、広く国民の視点を反映させることが制度の趣旨だからである。
裁判員には出頭義務があり、辞退は70歳以上・学生・重い病気・介護や育児など、法律の定める事由がある場合に限られる。
また、評議の秘密(誰がどんな意見を述べたか、評決の多数決の内訳など)については、裁判が終わった後も守秘義務を負う。違反には罰則がある。
ひっかけポイント
「専門家から指名」「自由に辞退できる」はいずれも無作為抽出・参加義務という制度の根幹と矛盾する。守秘義務は裁判終了後も続く点に注意。
選択肢の確認
①「18歳以上の有権者の中からくじで選ばれ、評議の秘密を守る義務を負う」
✅ 正しい。
正解。裁判員は衆議院議員の選挙権を持つ18歳以上の国民からくじで選ばれ、評議の秘密について裁判終了後も守秘義務を負う。
②「裁判員は法律の専門知識を持つ人の中から裁判所が指名する」
❌ 誤り。
誤答理由: 裁判員に法律の専門知識は不要で、専門家からの指名ではなく選挙人名簿からの無作為抽出で選ばれる。国民の視点の反映が制度趣旨である。
③「裁判員に選ばれても、理由を問わず自由に辞退できる」
❌ 誤り。
誤答理由: 裁判員には出頭義務があり、辞退は70歳以上・学生・重い疾病など法定の事由がある場合に限られる。自由に辞退はできない。
④「裁判員は評議の内容を自由に公表してよい」
❌ 誤り。
誤答理由: 評議の秘密(意見の内容や評決の内訳)の公表は守秘義務違反で罰則の対象となる。公判で見聞きした感想を述べることとは区別される。
覚えるポイント
- 18歳以上の有権者からくじで無作為に選任
- 辞退は法定の事由がある場合に限る
- 評議の秘密には裁判後も守秘義務が及ぶ
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。