KZ-R6HB-10公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 本試験(政治・経済)

人口ピラミッドの形の変化に関する知識として最も適切なものはどれか。

KZ-R6HB-10の問題図版
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正解: 3

正解

多産多死の富士山型から少産少死のつりがね型・つぼ型へと人口構成が移り変わることは人口転換と呼ばれ、経済発展にともなって多くの国で観察される

この問題のポイント

人口ピラミッドの型(富士山型・つりがね型・つぼ型)と人口転換の意味を問う。型と出生率・死亡率の対応が判断の軸。

解説

人口ピラミッドの型は、出生率と死亡率の水準に対応して変化する。

  • 富士山型(ピラミッド型): 出生率も死亡率も高い多産多死の社会。低年齢層が厚く、発展途上国に多い
  • つりがね型: 出生率・死亡率がともに低下した少産少死の社会。各年齢層の厚さが近づく
  • つぼ型(紡錘型): 出生率が死亡率をさらに下回り、低年齢層が高年齢層より薄くなった社会。人口減少につながる
    経済発展の過程で、医療や衛生の改善によりまず死亡率が下がり、遅れて出生率が下がることで、多産多死から少産少死へ移行する。この変化を人口転換という。農村から都市への人口移動を指す言葉ではない。
    現在の日本は少子化が進み、低年齢層が細いつぼ型に近い形であり、富士山型ではない。つぼ型を「出生率が高い社会の形」とする記述は定義と正反対である。

ひっかけポイント
型の名称と出生率の高低の対応の入れ替えが定番。富士山型=多産多死、つぼ型=少子化・人口減少という対応を固定して覚える。

選択肢の確認

①「現在の日本の人口ピラミッドは、典型的な富士山型である」
誤り。
現在の日本は少子化により低年齢層が細いつぼ型に近く、富士山型ではない。

②「人口転換とは、農村から都市への人口移動のことをいう」
誤り。
人口転換は出生率・死亡率の水準の変化を指す概念であり、農村から都市への人口移動のことではない。

③「多産多死の富士山型から少産少死のつりがね型・つぼ型へと人口構成が移り変わることは人口転換と呼ばれ、経済発展にともなって多くの国で観察される」
正しい。
正解。多産多死の富士山型から少産少死のつりがね型・つぼ型への移行を人口転換といい、経済発展にともない多くの国で観察される。

④「つぼ型の人口ピラミッドは、出生率がきわめて高い社会に典型的な形である」
誤り。
つぼ型は出生率が低下して低年齢層が薄くなった社会の形であり、出生率が高い社会の形は富士山型である。

覚えるポイント

  • 富士山型=多産多死、つりがね型=少産少死、つぼ型=人口減少へ
  • 人口転換=多産多死から少産少死への移行
  • 現在の日本はつぼ型に近い

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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