KZ-R6HB-09公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 本試験(政治・経済)

図は2020年時点のインド・インドネシア・中国の年齢別・性別人口構成(人口ピラミッド)を示す。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R6HB-09の問題図版
解答・解説を見る

正解: 3

正解

インドでは若い年齢層ほど人口が厚い形に近いのに対し、中国では30歳代以上の層に比べて低年齢層の人口が少なく、少子化の進行がうかがえる

この問題のポイント

人口ピラミッドの形の違いから、各国の少子化・人口構成の段階を読み分ける問題。底辺(低年齢層)の厚さの比較が決め手。

解説

人口ピラミッドは、縦軸に年齢、横軸に男女別の人口をとった図であり、底辺(低年齢層)の厚さがその国の出生の勢いを示す。
インドのピラミッドは、若い年齢層ほど人口が厚い、すそ野の広い形に近い。出生数が多く、今後も生産年齢人口の増加が見込まれる若い人口構成である。インドネシアも比較的若い層が厚い形をしている。
これに対し中国は、30歳代以上の中年層に大きなふくらみがある一方、0歳代や10歳代の低年齢層の人口がそれより少ない。長年の一人っ子政策(1979年ごろから2010年代半ばまで)などの影響で出生数が減り、少子化と高齢化が進み始めたことを示す形である。
同じアジアの人口大国でも、人口構成の段階は大きく異なり、それが将来の労働力や経済成長の条件の違いにつながる。3か国の形が「ほぼ同じ」という読みは成り立たない。

ひっかけポイント
総人口の多さと若年層の厚さは別問題。中国は人口大国だが低年齢層はすでに縮小しているという対比が出題の狙い。

選択肢の確認

①「インドでは、高齢層の人口が図中で最も厚くなっている」
誤り。
インドで最も厚いのは若い年齢層であり、高齢層が最も厚いという読みは誤り。

②「3か国の人口ピラミッドは、いずれもほぼ同じ形をしている」
誤り。
インドの若年層の厚みと中国の中年層のふくらみなど、3か国の形は明確に異なっている。

③「インドでは若い年齢層ほど人口が厚い形に近いのに対し、中国では30歳代以上の層に比べて低年齢層の人口が少なく、少子化の進行がうかがえる」
正しい。
正解。インドは若い層ほど厚いすそ野の広い形に近く、中国は30歳代以上のふくらみに比べて低年齢層が少なく、少子化の進行を示す。

④「中国では、年齢が低い層ほど人口が多くなっている」
誤り。
中国の低年齢層は中年層より少なく、年齢が低いほど多いという読みは図と逆である。

覚えるポイント

  • インドは若年層が厚い若い人口構成
  • 中国は低年齢層が中年層より少なく少子化が進行
  • ピラミッドの底辺の厚さが出生の勢いを示す

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

関連問題

KZ-R6HB-08KZ-R6HB-10