KZ-R7T-09公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験

図は1980年から2020年までの日本の総人口・15歳以上人口・生産年齢人口・労働力人口の推移を示す。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7T-09の問題図版
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正解: 4

正解

生産年齢人口は1990年代半ばごろをピークに減少へ転じており、総人口の減少が始まるよりも早い時期から減少している

この問題のポイント

複数の人口系列のピークの時期を読み分ける問題。生産年齢人口の減少が総人口の減少に先行するという時間差が核心。

解説

図では、総人口は2010年前後まで増加してピークに達し、その後減少に転じている。
これに対し、15〜64歳の生産年齢人口は、それより早い1990年代半ばごろにピークを迎え、以後は減少を続けている。少子化で新たに生産年齢に入る世代が縮小する一方、団塊の世代など人口の多い世代が高齢期に移っていったためである。
つまり日本では、総人口が減り始める10年以上前から、働き手の中心となる人口の減少が先行して進んでいた。この時間差が、労働力不足や社会保障の支え手の減少という課題の背景にある。
なお15歳以上人口は総人口から15歳未満を除いたものなので、常に総人口より小さい。図でも15歳以上人口の線は総人口の線の下にあり、上回ることはない。

ひっかけポイント
総人口と生産年齢人口のピークの時期のずれが読み取りの核心。定義上ありえない上下関係(部分が全体を上回る)の選択肢にも注意。

選択肢の確認

①「総人口は、1980年から2020年まで増加し続けている」
誤り。
総人口は2010年前後をピークに減少へ転じており、2020年まで増加し続けたという読みは誤り。

②「生産年齢人口は、期間を通じて増加し続けている」
誤り。
生産年齢人口は1990年代半ば以降減少しており、期間を通じて増加という読みは図と矛盾する。

③「15歳以上人口は、期間を通じて総人口を上回っている」
誤り。
15歳以上人口は総人口から15歳未満を除いた部分であり、定義上必ず総人口より小さい。

④「生産年齢人口は1990年代半ばごろをピークに減少へ転じており、総人口の減少が始まるよりも早い時期から減少している」
正しい。
正解。生産年齢人口は1990年代半ばごろがピークで、2010年前後にピークを迎える総人口より早くから減少している。

覚えるポイント

  • 生産年齢人口は1990年代半ばごろから減少
  • 総人口の減少開始はそれより遅い2010年前後
  • 15歳以上人口は定義上、総人口より必ず小さい

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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