KZ-R7TB-18公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和7年度 追・再試験(旧政治・経済)

資料1は出生者数・死亡者数・労働力率・高齢化率の推移(1980〜2020年)を示す。読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R7TB-18の問題図版
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正解: 2

正解

2005年以降は死亡者数が出生者数を上回る状態が続いており、高齢化率は1980年の9.1%から2020年の28.6%へ大きく上昇している

この問題のポイント

出生と死亡の大小関係が入れ替わる時点(自然増から自然減への転換)を表から特定する問題。

解説

資料1で出生者数と死亡者数を年ごとに比べると、2000年までは出生者数が死亡者数を上回る自然増の状態だったが、2005年には出生106.3万人に対し死亡108.4万人と大小関係が逆転し、以後は死亡者数が出生者数を上回る自然減が続いている。2020年には出生84.1万人・死亡137.3万人と差が50万人以上に開いた。
高齢化率は1980年の9.1%から2020年の28.6%へと3倍以上に上昇しており、世界でも最高水準の高齢化である。
一方、労働力率は64.1%から62.1%への低下であり、変化は
2ポイント
にとどまる。生産年齢人口が減るなかでも、女性や高齢者の労働参加が労働力率を下支えしてきたことがうかがえる。
人口の自然減と高齢化の進行は、社会保障の給付と負担のバランスに直結する。この表はその出発点となる基礎データである。

ひっかけポイント
自然増から自然減への転換点(2005年前後)を見落とさせる構図。労働力率の低下幅を誇張した数値の選択肢にも注意。

選択肢の確認

①「労働力率は、1980年から2020年にかけて20ポイント以上低下している」
誤り。
労働力率は64.1%から62.1%への低下であり、変化は2ポイント程度にとどまる。

②「2005年以降は死亡者数が出生者数を上回る状態が続いており、高齢化率は1980年の9.1%から2020年の28.6%へ大きく上昇している」
正しい。
正解。2005年に出生106.3万人と死亡108.4万人で逆転して以降自然減が続き、高齢化率は9.1%から28.6%へ上昇した。

③「出生者数は、期間を通じて死亡者数を上回り続けている」
誤り。
2005年以降は死亡者数が出生者数を上回っており、期間を通じて出生が上回るという読みは誤り。

④「高齢化率は、期間を通じて低下し続けている」
誤り。
高齢化率は9.1%から28.6%へ一貫して上昇しており、低下という読みは表と正反対である。

覚えるポイント

  • 2005年以降は死亡者数が出生者数を上回る自然減
  • 高齢化率は9.1%から28.6%へ上昇
  • 労働力率の低下は2ポイント程度と小幅

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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