KZ-R7H-03|公共・政治経済 対策問題
表2は4か国の国政における女性議員比率の推移(1960〜2020年)を示す。表の読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 2
正解
X国の女性議員比率は1960年から2020年まで一貫して上昇しており、2020年には50%近くに達している
この問題のポイント
女性議員比率の国際比較表から、各国の推移の型(一貫上昇か、途中で低下があるか)を読み分ける問題。
解説
表2でX国は、1960年の13.8%から2020年の47.0%まで、どの時点でも前の年より高く、一貫して上昇している。1990年ごろから候補者名簿の男女比率を均等にする政党の自主的な取組が進んだ国であり、北欧型の先進例といえる。
Y国は1960年の1.5%という低い水準から出発したが、2000年に候補者の男女均等を政党に法律で義務付けた後に急上昇し、2020年には39.5%に達した。フランスのパリテ法のような法的義務付けの効果を示す推移である。
Z国はクオータ制を導入せずに27.3%まで上昇した。
これに対し日本は2010年の11.3%から2020年には9.9%へ低下しており、4か国の中で最も低い。「一貫して上昇」といえない点が、他国との決定的な違いである。
ひっかけポイント
日本の数値は2010年から2020年にかけて低下しており、「一貫して上昇」は誤り。最下位はZ国ではなく日本という点も数値で確認する。
選択肢の確認
①「Y国の女性議員比率は、2000年から2020年にかけて低下した」
❌ 誤り。
Y国は2000年10.9%から2020年39.5%へ大きく上昇した。法律による義務付けの効果を示す推移であり、低下という読みは逆である。
②「X国の女性議員比率は1960年から2020年まで一貫して上昇しており、2020年には50%近くに達している」
✅ 正しい。
正解。X国は13.8%から47.0%までどの時点でも上昇しており、2020年には50%近くに達している。表の数値と一致する。
③「日本の女性議員比率は、1960年から2020年まで一貫して上昇し続けている」
❌ 誤り。
日本は2010年11.3%から2020年9.9%へ低下しており、「一貫して上昇」は誤り。折り返しのある推移である。
④「2020年の女性議員比率が4か国の中で最も低いのはZ国である」
❌ 誤り。
2020年に最も低いのはZ国(27.3%)ではなく日本(9.9%)である。
覚えるポイント
- 女性議員比率の推移の型は国によって異なる
- 法律による義務付け(パリテ法型)は急上昇をもたらした
- 日本の女性議員比率は国際的に低く、近年低下もみられた
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。