KZ-R7TB-13|公共・政治経済 対策問題
図は日本の出生数と合計特殊出生率の推移(1947年〜2020年)を示す。出生数についての読み取りとして最も適切なものはどれか。

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正解: 3
正解
1949年の出生数は約270万人で2020年の約84万人の3倍以上にあたり、第2次ベビーブーム以降は出生数の減少傾向が続いている
この問題のポイント
出生数の長期推移を、2つのベビーブームの山と長期的な減少傾向として捉える問題。図中に明記された数値の比較が決め手。
解説
図には、第1次ベビーブーム(1947〜49年)と第2次ベビーブーム(1971〜74年)という2つの山が描かれている。
図中の注記によれば、1949年の出生数は2,696,638人、2020年の出生数は840,835人である。約270万人対約84万人なので、1949年は2020年の3倍以上にあたる。
2つの山を比べると、第2次ベビーブームの山は第1次より低い。第2次ベビーブームは、第1次で生まれた団塊の世代が親になったことで出生数が増えた時期であり、親の人数が多かったことによる山である。
第2次ベビーブーム以降、第3次と呼べる山は現れず、出生数は長期的な減少傾向をたどって2020年には約84万人まで減った。少子化が半世紀近く続いてきたことを、この図は端的に示している。
ひっかけポイント
2つのベビーブームの山の高さの比較(第1次の方が高い)と、図中の具体数値を使った倍率の計算が問われやすい。
選択肢の確認
①「出生数は、2000年以降増加に転じている」
❌ 誤り。
出生数は2000年以降も減少傾向が続いており、増加に転じたという読みは誤り。
②「2020年の出生数は、200万人を超えている」
❌ 誤り。
2020年の出生数は約84万人であり、200万人を超えるという読みは図中の数値と矛盾する。
③「1949年の出生数は約270万人で2020年の約84万人の3倍以上にあたり、第2次ベビーブーム以降は出生数の減少傾向が続いている」
✅ 正しい。
正解。図中の注記のとおり1949年は2,696,638人、2020年は840,835人で3倍以上あり、第2次ベビーブーム以降は減少傾向が続く。
④「第2次ベビーブームの出生数は、第1次ベビーブームの出生数を上回っている」
❌ 誤り。
山の高さは第1次ベビーブームの方が高く、第2次が上回るという読みは図と逆である。
覚えるポイント
- 第1次ベビーブーム1947〜49年、第2次1971〜74年
- 1949年約270万人は2020年約84万人の3倍以上
- 第3次のベビーブームは起きなかった
共通テスト攻略
- 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
- 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。