KZ-R6TB-17公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 追試験(政治・経済)

図が示す産業構造の変化に関する知識として最も適切なものはどれか。

KZ-R6TB-17の問題図版
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正解: 4

正解

経済の発展につれて産業の中心が第1次産業から第2次産業、さらに第3次産業へと移ることはペティ・クラークの法則と呼ばれ、経済のサービス化・ソフト化として現れる

この問題のポイント

産業構造の高度化に関する基本用語(ペティ・クラークの法則・サービス化・空洞化)の定義を問う。

解説

経済が発展するにつれて、就業者や生産の中心が第1次産業(農林水産業)から第2次産業(製造業・建設業)へ、さらに第3次産業(商業・サービス業)へと移っていく。この経験則をペティ・クラークの法則といい、産業構造の高度化とも呼ばれる。第3次から第1次へ戻るという記述は向きが逆である。
日本でも、高度経済成長期に第2次産業が拡大し、1970年代以降は第3次産業の比重が高まり続けてきた。経済に占めるサービスや情報・知識の比重が高まることを経済のサービス化・ソフト化という。製造業の割合が高まることではなく、図のA(製造業)の低下とB(医療・福祉)の上昇はまさにサービス化の表れである。
また産業の空洞化とは、円高などを背景に国内企業が生産拠点を海外へ移転し、国内の生産や雇用が失われる現象をいう。海外企業の国内進出で生産が拡大することではない。

ひっかけポイント
法則の向き(1次→2次→3次)の逆転と、空洞化の主体(国内企業の海外移転)の取り違えが定番の引っかけ。

選択肢の確認

①「ペティ・クラークの法則とは、産業の中心が第3次産業から第1次産業へ戻っていく現象をいう」
誤り。
法則の向きが逆である。経済発展につれて中心は第1次から第2次・第3次産業へ移る。

②「産業の空洞化とは、海外企業の国内進出によって国内の生産が拡大することをいう」
誤り。
産業の空洞化は国内企業が生産拠点を海外へ移し、国内の生産・雇用が失われる現象である。

③「経済のソフト化とは、製造業の就業者割合が高まっていくことをいう」
誤り。
経済のソフト化はサービスや情報・知識の比重が高まることであり、製造業の割合の上昇ではない。

④「経済の発展につれて産業の中心が第1次産業から第2次産業、さらに第3次産業へと移ることはペティ・クラークの法則と呼ばれ、経済のサービス化・ソフト化として現れる」
正しい。
正解。産業の中心が第1次から第2次、第3次へ移る経験則がペティ・クラークの法則であり、サービス化・ソフト化として現れる。

覚えるポイント

  • ペティ・クラークの法則=産業の中心が1次→2次→3次へ
  • サービス化・ソフト化は第3次産業の比重上昇
  • 産業の空洞化=国内企業の生産拠点の海外移転

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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