PE6-066|公共・政治経済 対策問題
経済発展に伴う産業構造の変化についての説明として最も適切なものはどれか。
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正解: 1
正解
経済の中心が第一次産業から第二次産業、さらに第三次産業へ移るという傾向があり、ペティ・クラークの法則と呼ばれる
この問題のポイント
産業構造の高度化を問う問題。「一次→二次→三次」という移行の方向と、日本の現状(第三次産業が約7割)をおさえているかがカギ。
解説
経済が発展するにつれ、就業人口や生産額の中心は第一次産業(農林水産業)から第二次産業(製造業・建設業など)へ、さらに第三次産業(商業・サービス業など)へと移っていく。この経験則をペティ・クラークの法則といい、産業構造がこの方向へ変化することを産業構造の高度化と呼ぶ。
日本でも高度経済成長期に農村から都市へ労働力が大量に移動して工業化が進み、その後はサービス経済化が進行した。現在、就業者に占める割合は第一次産業が約3%、第三次産業が約7割に達している。
また、経済に占める情報・知識・サービスの比重が高まる変化は、経済のサービス化・ソフト化と呼ばれる。情報通信技術の発展はこの流れをいっそう加速させている。
産業構造の転換は、地方の過疎化や食料自給率の低下といった課題とも結びついている。
ひっかけポイント
移行の方向は「一次→二次→三次」の一方向で、逆行させる誤答が定番。現在の日本は第三次産業が約7割という数値も問われる。
選択肢の確認
①「経済の中心が第一次産業から第二次産業、さらに第三次産業へ移るという傾向があり、ペティ・クラークの法則と呼ばれる」
✅ 正しい。
正解。経済発展に伴い就業・生産の中心が第一次から第二次、第三次産業へ移る経験則をペティ・クラークの法則といい、産業構造の高度化と呼ばれる。
②「経済が発展するほど農業人口の割合が増えていく法則をペティ・クラークの法則という」
❌ 誤り。
経済が発展するほど農業人口の割合はむしろ低下する。増加するという記述は法則と逆である。
③「日本では現在も就業者の過半数が第一次産業に従事している」
❌ 誤り。
現在の日本の第一次産業就業者は約3%にすぎず、過半数という記述は大きく誤っている。
④「産業構造は経済が発展しても一切変化しない」
❌ 誤り。
日本を含む各国で産業構造は一次から三次へと大きく変化しており、不変という記述は事実に反する。
覚えるポイント
- ペティ・クラークの法則=一次→二次→三次への移行
- 日本の就業者は第三次産業が約7割
- 経済のサービス化・ソフト化が進行
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。