PE6-065|公共・政治経済 対策問題
2013年から始まったアベノミクスの「三本の矢」の組合せとして最も適切なものはどれか。
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正解: 2
正解
大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略
この問題のポイント
アベノミクス三本の矢の内容を問う問題。金融・財政・成長戦略という3分野の組合せを覚えているかがカギ。
解説
アベノミクスとは、2012年末に発足した第二次安倍晋三内閣が掲げた経済政策の通称で、デフレからの脱却と経済再生を目標に「三本の矢」を打ち出した。
- 大胆な金融政策: 日銀が2%の物価目標を掲げ、量的・質的金融緩和(異次元緩和)を実施
- 機動的な財政政策: 大型の補正予算による公共投資などの財政出動
- 民間投資を喚起する成長戦略: 規制緩和や法人税減税などで企業の投資と生産性向上を促す
実施後、大幅な円安が進んで輸出企業の収益は改善し、株価は回復、雇用情勢も改善した。
一方で、2%の物価目標の達成には長期間を要し、実質賃金の伸び悩みや、大規模緩和の長期化に伴う日銀の国債大量保有、財政規律の緩みといった課題も残された。評価が分かれる政策として資料型の問題でも扱われる。
ひっかけポイント
三本の矢は「緩和・出動・成長戦略」であり、引締め・緊縮・増税は正反対。第一の矢(金融)と日銀の異次元緩和を結びつける出題が多い。
選択肢の確認
①「貿易自由化、資本自由化、為替自由化」
❌ 誤り。
貿易・資本・為替の自由化は1960年代の開放経済体制移行の内容であり、三本の矢ではない。
②「大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略」
✅ 正しい。
正解。アベノミクスの三本の矢は、大胆な金融政策(異次元緩和)、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略である。
③「金融引締め、緊縮財政、増税」
❌ 誤り。
金融引締め・緊縮財政・増税は三本の矢と正反対の政策パッケージである。
④「農地改革、財閥解体、労働改革」
❌ 誤り。
農地改革・財閥解体・労働改革は占領期の経済民主化の三本柱であり、アベノミクスとは時代が異なる。
覚えるポイント
- 三本の矢=大胆な金融政策・機動的な財政政策・成長戦略
- 第一の矢が量的・質的金融緩和(2%物価目標)
- 円安・株高が進む一方、実質賃金や財政規律に課題
共通テスト攻略
- 知識を関係で再現:用語を単独で思い出すだけでなく、「いつ・誰が・何のために・何を行い・何が変わったか」を一続きにして選択肢と照合する。
- 文を分解して判定:組合せを一度に選ばず、人物と政策、地域と制度などを一組ずつ○×判定する。確実に誤る一組を含む選択肢から消す。
- 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。