KZ-R6TB-16公共・政治経済 対策問題

共通テスト図版チャレンジ令和6年度 追試験(政治・経済)

図は産業別就業者割合の変化(2002年・2012年・2022年)を示し、AとBには製造業か医療・福祉のいずれかが入る。図の読み取りとして最も適切なものはどれか。

KZ-R6TB-16の問題図版
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正解: 1

正解

Aの割合は3時点を通じて低下傾向にあり、Bの割合は一貫して上昇していることから、Aは製造業、Bは医療・福祉と考えられる

この問題のポイント

棒グラフの増減の向きから、空欄の産業がどれかを推定する問題。製造業の縮小と医療・福祉の拡大という背景知識との照合が決め手。

解説

図での割合は、2002年から2022年にかけて低下傾向を示しながらも、なお1割台の大きな割合を占めている。就業者に占める割合が大きく、かつ縮小してきた産業といえば製造業である。生産拠点の海外移転(産業の空洞化)や自動化の進展で、国内の製造業の雇用は減少してきた。
一方、の割合は3時点で一貫して上昇している。高齢化の進行にともなって介護・医療サービスの需要が拡大し続けており、これに合うのは医療・福祉である。2002年が最も高いという読みは向きが逆である。
ほかの産業をみると、卸売業・小売業が大きな割合を保ち、農業・林業は数%程度まで縮小している。3割を超えるという読みは目盛りと大きく矛盾する。
働く人の構成が「モノを作る産業」から「人を支えるサービス産業」へ移っていく産業構造の変化を、この図は端的に示している。

ひっかけポイント
低下する系列と上昇する系列の取り違えが定番。製造業=縮小、医療・福祉=拡大という長期傾向を背景知識として持っておく。

選択肢の確認

①「Aの割合は3時点を通じて低下傾向にあり、Bの割合は一貫して上昇していることから、Aは製造業、Bは医療・福祉と考えられる」
正しい。
正解。Aは大きな割合を保ちつつ低下する製造業、Bは一貫して上昇する医療・福祉と判断でき、図の動きと整合する。

②「Aの割合は、3時点を通じて一貫して上昇している」
誤り。
Aの棒は2002年から2022年にかけて低くなっており、一貫した上昇という読みは逆である。

③「Bの割合は、2002年が3時点の中で最も高い」
誤り。
Bの棒は2022年が最も高く、2002年が最も低い。最高の時点を取り違えている。

④「農業・林業の就業者割合は、2022年に3割を超えている」
誤り。
農業・林業の割合は数%程度であり、3割超という読みは目盛りと大きく矛盾する。

覚えるポイント

  • 製造業の就業者割合は低下傾向
  • 医療・福祉の就業者割合は高齢化で一貫して上昇
  • 農業・林業の割合は数%まで縮小

共通テスト攻略

  • 資料を先に観察:題名・年代・作成者・注記・凡例・単位を確認し、資料に直接示された事実と、知識から推測した内容を分ける。
  • 既習事項と接続:資料中の固有名詞・制度・数量の変化を手掛かりに、同時代の政治・社会・対外関係へ結び付ける。資料にないことを印象だけで補わない。
  • 比較軸をそろえる:二つの時代・地域を、政治の担い手、土地・税制、対外関係、社会への影響など同じ軸で比べ、共通点と相違点を混同しない。
  • 消去の軸を固定:各選択肢を「時期・主体・目的・内容・結果」に分け、一か所でも歴史的対応がずれるものを消す。語句が一部合うだけで選ばない。

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